毎年秋になると、オーストリアの都市ザルツブルクでは大聖堂広場を中心に行われる伝統行事「ルペルティキルターク（聖ルペルトの祭り）」が開催される。ルペルティキルタークは、ザルツブルクの守護聖人ルペルトを祭る伝統ある人気の高い教会のお祭り。その起源は8世紀にまでさかのぼる。ちなみに、ザルツブルクの旧市街と歴史的建造物は1996年に世界遺産に登録されている。

西暦774年9月24日、ザルツブルク大聖堂は、聖ペテロと聖ルペルトに捧げる日を休日と宣言。今日では、地元の伝統工芸品や物産の販売、伝統的なザルツブルク料理や地ビールの屋台が出て、民族音楽やダンスが披露される。地元の人々は色彩豊かなディアンドルやレーダーホーゼなどの民族衣装をまとい、観光客にとっては地元の文化に触れて美味しいものを食べられるとても貴重な機会。

「ルペルティキルターク」
日　程：　2016年9月21日〜9月25日
　　　　　21日正午　オープニングセレモニー
　　　　　25日最終日には花火が打ち上げられる
公式サイト（ドイツ語）：　http://www.rupertikirtag.at

ザルツブルクでは、500年以上も昔からビールが醸造されている。ビールを味わう喜びと共に、高品質と醸造純度を求め、確かな技術を培ってきた。長い歴史を持つザルツブルクのビールの文化は、こちらのオーストリア政府観光局のページでもっと詳しく！
http://www.austria.info/jp/austrian-cuisine/Salzburger_Bierkultur-1741571.html

情報提供：　オーストリア政府観光局