- 2026.03.26
フランス・パリの左岸に位置する「マンダリン オリエンタル ルテシア パリ」は、6階に設けられたスイート「オートクチュール・スイート・バイ・イザベル・ユペール」に、フランス人女優イザベル・ユペールが昨年のカンヌ国際映画祭で着用したオートクチュール・ドレスをはじめ、新たなアート作品や装飾アイテムを加えた。文学、音楽、ファッション、映画という多彩な芸術的要素を重ねたスイートとして、その内容がさらに充実した構成となっている。
イザベル・ユペールならではの研ぎ澄まされたオートクチュール精神と文学愛から着想を得たアイテムを追加したスイートは、ある意味男性的で厳格なファッションセンスとフレンチ・グラマーを融合させた“ユペール・スタイル”を体現している。
リビングルームには、バレンシアガのデザイナー、デムナ・ヴァザリアがイザベル・ユペールのために手がけたオートクチュール・ドレスが設えられた。アップサイクルされたデニムから仕立てられた特注品で、ロングスカートと構築的なジャケットを組み合わせたアンサンブル。ウォルター・ノル社の家具とともに室内に配置されている。
スイート内にはイザベル・ユペール自身が選んだ文学作品も置かれており、シルヴィア・プラス著『ベル・ジャー』、シモーヌ・ド・ボーヴォワール著『娘時代』、トーマス・マン著『魔の山』など、内省や社会をテーマにしたモダニズム・現代文学の作品に加え、フランスを代表する喜劇文学作品も含まれる。また、フランス人写真家エリック・ジェームズ・ギユマンがホテル内で撮影したイザベル・ユペールの写真作品がベッドルームに展示されている。
音楽面では、イザベル・ユペール自身がスイートのためのプレイリストを作成。ジャック・ブレル、ザ・ローリング・ストーンズ、バルバラ、ニーナ・シモン、プッチーニのオペラ曲など、愛・孤独・官能・力強さをテーマとした楽曲が並ぶ構成となっている。さらに、ユペール一家が運営するパリのアート系名画座「クリスティーヌ・シネマ・クラブ」の上映作品もスイート内で鑑賞できる。
このスイートは、フランス人建築家ジャン=ミシェル・ヴィルモットの設計により2021年に完成。窓越しにパリの街並みを一望できるほか、パリのアパルトマンのような佇まいを持つとされる。マンダリン オリエンタル ルテシア パリは1910年の創業以来、左岸を代表するランドマークとして知られ、49室のスイートを含む計184室を擁する。館内にはレストランやバーのほか、700平方メートルのウェルネス空間「アカーシャ・スパ」も備えている。
【施設概要】
施設名:マンダリン オリエンタル ルテシア パリ
客室数:184室(スイート49室含む)
公式サイト:https://www.mandarinoriental.com/ja/paris/lutetia



