チェジュ航空、大阪〜仁川線を増便 日韓往来の拡大に弾み
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2025年11月13日公開

エリア:アジア  > 韓国 / ジャンル:航空会社 , 

韓国のLCCであるチェジュ航空は、2025年10月26日から大阪(関西)〜ソウル(仁川)線を増便し、1日7往復体制で運航を開始した。既存の4便に3便を追加することで、同路線では日韓LCC最多となる運航数となる。運航機材はボーイング737-800型機を使用し、今後は新型737 MAX 8への順次更新も予定している。

チェジュ航空は2005年の設立以来、日韓間の主要都市を結ぶ路線網を拡大してきた。2024年の実績では、日本発着の利用者数が約47万人を記録し、前年比約160%増と大幅に伸長。そのうち約3割が関西発着便を利用しており、特に大阪=ソウル間は日本人旅行者・韓国人旅行者ともに人気の高いルートとなっている。

今回の増便により、レジャーやビジネス出張など多様な需要に対応し、より柔軟なスケジュールでの往来が可能になる。韓国を訪問する日本人旅行者のリピーター率も高いことから、新スケジュールでは、早朝から深夜まで時間帯を分散させ、出発・到着の選択肢を拡大する。これにより、週末旅行や1泊2日のショートトリップも組みやすくなり、ビジネス客や韓流ファン、グルメ・ショッピングなどを目的とした旅行者にも利便性がさらに向上する。

チェジュ航空は、仁川・金浦・金海など韓国の主要ハブ空港から大阪を結ぶ便を運航しており、関西国際空港は、訪日韓国人旅行者にも最も人気の高い玄関口であることから、チェジュ航空は今回の増便により日韓双方向の交流促進を目指す。同社は現在、ソウル(仁川)から東京(成田)、名古屋(中部)、福岡、札幌、那覇など日本の主要都市にも定期便を運航しており、今回の大阪路線強化は日本市場における戦略的拡大の一環であると述べている。

関西発の韓国旅行は、週末を中心に予約が活発化しており、K-POPイベントやカフェ巡り、ソウルの最新ショッピングモールなど、若年層を中心にリピーターが増加傾向にある。今回の増便によって、より気軽に韓国文化やグルメを楽しむ旅が可能となりそうである。

チェジュ航空は今後も、日本と韓国をつなぐ主要キャリアとして、リーズナブルな運賃と高い運航頻度を強みに、旅行需要のさらなる拡大を見込んでいる。

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