三重県名張市の名勝「赤目四十八滝」で秋の紅葉シーズンが始まった。昼間はおよそ4km続く渓谷を彩る鮮やかな紅葉、そして夜間は幻想的なライトアップイベント「三重赤目 滝あかり」で、光と水に彩られる赤目四十八滝を昼夜二度の幻想的な秋の絶景を楽しめる。

伊賀と大和の国境を流れる滝川の上流に連なる数々の瀑布が美しい大自然のアートを作り出す赤目渓谷は「平成の名水百選」にも選ばれた清流が流れ、特別天然記念物オオサンショウウオの生息地として知られる自然豊かなスポット。約4kmの渓谷には「赤目五瀑」（不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝）をはじめとする大小さまざまな滝が点在する。秋にはイロハモミジ、カエデ、ヤマザクラが渓谷を赤く染め、長坂山トレッキングコースから望む紅葉に染まる山並みは息を呑む美しさ。赤目四十八滝の紅葉は、一気に赤く色づくわけではなく、じわじわとグラデーションがかる紅葉が特徴の渓谷。

11月4日現在の赤目四十八滝渓谷内では、木々が少しずつ鮮やかに色付きはじめ、渓谷全体が秋色へと移ろいつつある。今年は11月中旬から下旬には紅葉のピークを迎え、最も美しい季節が訪れる。渓谷の木々が日ごとに色づきを増し、赤や橙、黄金色のグラデーションが深まっていく。2025年紅葉見頃予想は11月中旬頃～11月下旬頃。赤目四十八滝の紅葉は12月上旬まで続く。

2025年10月26日(日)から、渓谷が光に包まれる夜のライトアップイベント「三重赤目 滝あかり」を開催している。昼は自然、夜は光に照らされた幻想的な滝を楽しめるのはこの期間だけ。渓谷内に入れる夜間イベントは特別感があり、女性やカップルにも人気。
まる一日かけて「自然と光の二部構成」を楽しめる贅沢な秋の赤目。周辺には温泉や地酒スポットもあり、ゆっくりと観光を楽しめるのである。

三重赤目 滝あかり開催：
2025年10月26日（日）～2025年11月30日（日）17:00～20:00
2025年12月6日（土）～2026年1月25日（日）17:00～19:30
※12月〜1月の期間は土日祝のみ開催
※クリスマス期間（12月22日～12月25日特別開催）
※12月29日～1月3日は休館のため休み
料金：大人700円、小・中学生400円　※渓谷入山料1,000円を支払いの方はそのまま入れる
場所：三重県名張市 赤目四十八滝渓谷
アクセス：近鉄赤目口駅からバス約10分
主催：赤目四十八滝渓谷保勝会