2025年の欧州文化首都
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2025年01月 8日公開

エリア:ヨーロッパ / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

欧州文化都市の制度は、1983年にギリシャの文化大臣メリナ・メルクーリが提唱し、1985年にアテネを最初の指定都市として始まった。当初は、加盟国を一つずつ巡回する形で行われ、順番にあたる国の政府が開催都市を決定した。初めは各国の首都など、文字どおり欧州を文化面で代表する都市が選ばれることが多かったが、やがて単なる文化事業ではなく、観光客の誘引など経済効果も大きい事業として注目されるようになると、都市開発の契機とすることを企図して、比較的知名度の低い都市が選ばれるようになった。1999年に名称が「欧州文化首都」に変更された。(参照:ウィキペディア)

欧州文化首都の開催が都市にもたらすレガシーとして、(1)都市の再生(2)都市の国際的な知名度の上昇(3)地域住民自身による都市に対するイメージの向上(4)都市の文化に新たな命が吹き込まれる(5)観光産業の活性化、が挙げられる。

欧州文化首都の開催国は、欧州委員会により2033年まで決定されている。2024年、2028年、2030年、2033年に設けられ、3都市で開催されることとなった。2030年以降は、欧州文化首都開催国のみ決定。順次、開催都市が各国候補地から選定される。

開催都市:
2025年ドイツ・ケムニッツ / スロヴェニア・ノヴァ・ゴリツァ/イタリア・ゴリツィア
2026年 フィンランド・オウル / スロヴァキア・トレンチーン
2027年 ラトビア・リエパーヤ / ポルトガル・エヴォラ
2028年 チェコ・ブドヴァイス(チェスケー・ブジェヨヴィツェ)/フランス・ブールジュ/北マケドニア・スコピエ
2029年 ルブリン2029(ポーランド)

参照:EU・ジャパンフェスト日本委員会 https://www.eu-japanfest.org

ケムニッツは、ドイツのザクセン州の都市。起業家精神と創造性が融合したエキサイティングな都市として脚光を浴びている。工業化時代の大聖堂から華麗なアールヌーボーやヴィルヘルミニア様式の町並み、バウハウスから東洋のモダニズム、ケムニッツ美術館まで、建築史の豊かな歴史がある。https://chemnitz2025.de/en/

第二次世界大戦後にイタリアとスロベニアの国境線が引かれ、ゼロから建設されたノヴァ・ゴリツァはスロベニア西部の町。ゴリツィアは、古い歴史を持つ文化、行政、経済の中心地であり、国境を挟むこの2つの都市は「双子都市」の関係にある。https://www.go2025.eu/en

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