アメリカ西海岸ポートランドの日本庭園にて舘鼻則孝氏の個展を開催中
期間:2019年10月5日から 2019年12月1日まで
[リスヴェル編集部]2019年10月15日公開

エリア:アメリカ合衆国(本土)  > オレゴン州  > ポートランド / ジャンル:イベント・フェスティバル , 

日本の伝統文化を現代に表現するアーティスト舘鼻則孝氏のアメリカ初となる個展「Noritaka Tatehana : REFASHIONING BEAUTY」がポートランド日本庭園で10月5日(土)から12月1日(日)までの期間に開催されている。

園内の2箇所のギャラリースペースにて展示される作品総数は50点以上にも及び、舘鼻則孝氏の代表作である花魁の下駄から着想を得たレディー・ガガの履く「ヒールレスシューズ」に始まり、花魁のかんざしをモチーフとしたヘアピンシリーズ、近年精力的に取り組んでいるペインティングシリーズなどを出展。また、最新作として日本独特の香文化から着想を得た作品「ウッドカッツ」までを網羅した10年間の軌跡を追った展覧会構成。

1967年に開園されたポートランド日本庭園は、米国オレゴン州に位置するワシントン・パーク内の12エーカーの敷地に異なった8つの庭園様式で構成された日本庭園があることが最大の特徴。園内には、ギャラリースペースや図書館、レクチャーホールからカフェまでが併設され、日本の伝統文化やアートの魅力を感じることのできる文化交流の拠点となっている。また、2017年には世界的に著名な建築家である隈研吾氏によって新設されたカルチュラル・ヴィレッジが大きな話題を呼んだ。

舘鼻 則孝(たてはな のりたか)
1985年東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では染織を専攻し遊女に関する文化研究とともに友禅染を用いた着物や下駄を制作。卒業制作であるヒールレスシューズは花魁の下駄から着想を得たものである。近年はアーティストとして展覧会を開催する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU : The Love Suicides on the Bridge」を公演。作品はニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。

展 覧 会: Noritaka Tatehana : REFASHIONING BEAUTY
会  場: ポートランド日本庭園(PORTLAND JAPANESE GARDEN)
      611 SW Kingston Ave, Portland, OR 97205
会  期: 2019年10月5日(土)〜12月1日(日)
開館時間: 12:00 - 16:00(月)/ 10:00 – 16:00(火〜日)
入 場 料: 一般:18.95ドル / シニア(65+): 16.25ドル / 学生(with ID)15.25ドル / 6〜17歳:13.50ドル / 5歳以下: 無料
会場サイト:https://japanesegarden.org

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