シンガポール政府観光局（STB）によると、60軒以上のブランドが集結し、地域を盛り上げる施設「デザイン・オーチャード（Design Orchard）」が1月25日にオープンした。場所は、オーチャード・ロードとケーンヒル・ロードの交差点にあり、2.5階建ての建物には、1階に小売店舗、2階と屋上にインキュベーション（育成支援）施設、また屋上にはイベントスペースも備えている。

シンガポールは、緑豊かな環境で快適なショッピング体験を提供するためのライフスタイルの拠点を目指しており、この施設の開業は、オーチャード・ロードを変革する政府の継続的な取り組みの一環。ますますシンガポールでのショッピングが楽しくなる。

国内の小売業者「ナイス（Naiise）」が運営するデザイン・オーチャードの店舗では、「Artisan of Sense」、「JEWELS」、「QLOTH？」、「SoftRock Living」、「The Animal Project」など、新旧61ブランドの商品を展開。ファッション、アパレル、美容、健康、食品土産品、日用雑貨など、幅広いジャンルの商品を取り扱う。

デザイン・オーチャードは、JTC（ジュロン・タウン・コーポレーション）が開発に携わり、設計と建設は地元企業のWOHA ArchitectsとSunray Woodcraft Constructionにそれぞれ委託された。コンクリート、ガラス、木材、景観を利用したシンプルでモダンなデザインで、オーチャードの街並みを多彩なものとしている。コンクリートの壁に回転ドアが設置されたユニークな外観が特徴。傾斜した屋上には豊かな緑と木製のイスが備えられ、オーチャード・ロードの喧騒を離れた憩いの場として利用できる。野外劇場を備えた屋上は、オーチャード・ロードを背景にイベントを開催できるスペースも完備。この建造物は、オーチャード・ロードの新しいアイコンとして注目を集めている。

シンガポール政府観光局
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