マレーシアのランカウイ島にオーシャンフロントリゾート「ザ・リッツ・カールトン ランカウイ」が9月21日に開業した。マレーシアのホテルとしては2軒目となる。

ザ・リッツ・カールトン ランカウイは、アンダマン海の施設専用の入り江に面し、ビーチと熱帯雨林に囲まれた隠れ家的存在のホテル。地元の伝統的なカンポン（マレー語で「村」）をモチーフにしたデザインと、地元の文化を本格的に体験できるリトリートが魅力。熱帯地域建築の専門家であるフィリップ・ヴィルルー氏によるデザインは、島の生態系を間近に感じられる工夫が施されている。

リゾートに入った瞬間からランカウイ島の文化と美しさに触れられる体験を用意。「祈りの道（The Walkway of Wishes）」では、願いをかなえてくれるという神秘的な「ダヤン･ブンティン湖（処女懐妊の湖）」に感化された噴水が出迎え、リゾートに到着したゲストは、滞在中に生まれる数々の思い出の初めのひとつとして、平らな石に願い事を書き込み、水の中に入れ、願いが叶うよう祈る。

70室の客室と15室のスイートのほか、29棟のヴィラは、複雑な建築様式のマレー建築を参考に、大きな窓と切妻造りの屋根が特徴的。客室の垂直の線形は、周囲の熱帯雨林に溶け込み、エレガントな水上ヴィラからはランカウイの美しい海と夕日のパノラマを臨む。このリゾートには、アンダマン海を望む4つのダイニングを完備。マレー、中華、インド料理が融合した「ランカウイ・キッチン」、西洋料理「ビーチグリル」、中華・海鮮料理「ハイヤン」はケータリングも可能。

子供から大人まで、アクティビティも豊富に用意。夜明けと日没の「ゴールデンアワー」の間には、海と大地の豊かな恵みに感謝と敬意を表す古代の伝統的なダンス「tarian payang」を現代的にリメイクしたダンスを鑑賞できる。また、近隣の熱帯雨林の生き物や伝説を紐解くジャングルウォークや、マレーの戦士による優雅な武術体験も行っている。そのほか、ヘルス＆フィットネス、スパ、屋外のテニスコート、ジム、インフィニティプールなどを完備。

ザ・リッツ・カールトン ランカウイ
http://www.ritzcarlton.com/en/hotels/malaysia/langkawi