北欧デザインや建築などをきっかけに、ヨーロッパの新たな観光都市として注目を集めるフィンランド首都ヘルシンキ。ヨーロッパのみならず、アジアからのアクセスの良さもあり、ゲートウェイ都市としての人気が世界的に高まっている。国別の宿泊者数ではヨーロッパが上位を占めるが、アジア太平洋地区では日本人の宿泊者数が最も多く、また全体でも5番目となり、日本人観光客が増加傾向にある。

フィンランドと言えば「サウナ」。一般にサウナの発祥はフィンランドとされる。サウナはフィンランド式の蒸し風呂で、1,000年以上の歴史があり、フィンランドの各家庭には必ずと言ってよいほどサウナがある。本場のフィンランドのサウナは、熱く焼けた石の上に水をかけて蒸気を発生させ体感温度を上げるが、これをロウリュ（löyly）と言う。温度の調整は水のかけ方で調整し、葉がついたままの白樺の枝をほうき状に束ねたもので体を叩きながら入浴する。

観光客にも利用できる大型総合サウナ施設がヘルシンキの新スポットとして登場！気軽にフィンランド文化に触れて、心身共にリラックス！

「Löyly（ロウリュ）」デザイン・サウナ
ヘルシンキのヘルネサーリ地区にフィンランド式サウナとレストランを併設した公衆サウナ総合施設「ロウリュ」が5月23日に開業。伝統的なサウナに加えて、海を見渡すテラスのあるレストランでフィンランド料理を楽しめる。総面積1,800㎡、高さ9メートルのユニークな外観は、ヘルシンキを拠点とするアヴァント・アーキテクツによる美しい木造建築がとてもお洒落。

住所：　Hernesaarenranta 4, 00150 Helsinki
電話：　358 9 6128 6550
営業：　サウナやレストランの営業時間は曜日によって異なる（公式サイトをチェック）
公式サイト：　http://www.loylyhelsinki.fi/en/front-page/

「Helsinki Allas（ヘルシンキ・アッラス）」
ヘルシンキ市街地マーケット広場に隣接する総合スパ施設「ヘルシンキ・アッラス」は今夏（8月）のオープン予定。バルト海の伝統的スパをモダンにアレンジした海沿いのこの施設では、年間を通してサウナや水泳が楽しめるだけではなく、スパ、カフェ、エンターテイメント、カルチャーを楽しめる文化施設としての機能も併せ持つ。また、フィンランドが誇る最先端クリーンテクノロジーを実際に体験できる場所としても注目が寄せられている。

住所：　Helsinki Allas Oy, Katajanokanlaituri 2, 00160 Helsinki
営業：　未定
公式サイト：　http://www.helsinkiallas.fi
　　　　　　　英語の参考ページ（http://www.korjaamo.fi/en/allas）