425万ドルをかけたレインボー壁画修復プロジェクトが完了
期間:指定なし
[ヒルトン・ハワイ]2014年06月24日公開

エリア:ハワイ  > ハワイ州(米国)  > オアフ島 / ジャンル:新規オープン・改装 , ホテル・宿泊施設 , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートは、敷地内のレインボータワー2面に描かれているシンボル的存在「レインボー壁画」の持続可能な保存を目指し、1968年の公開当時に世界で最も高いモザイク壁画と指定された著名なアーティストのミラード・シート氏が設計したオリジナルデザインに忠実に復元する修復プロジェクトに425万ドルを投じ、このたび修復プロジェクトが完了しました。ハワイ現地時間の6月23日(月)には「レインボー壁画」復元の完成を祝い、政府高官、旅行業界関係者、地元のメディア、施工関係者などが出席してハワイの伝統的な祝福と落成式を行いました。

シート氏がデザインしたオリジナルのモザイク画は、31階建てのレインボータワー両サイドに16,000以上の手書きのセラミックタイルで構成されており、2.5マイル(4km)離れた海側に焦点が当てられて描かれていているため、オアフ島を訪れる旅行者を温かく迎え入れる印象を与えています。ヒルトン・ホテル&リゾーツは、高さ286フィート(約87m)、幅26フィート(約8m)のモザイク画の復元を、修復プロジェクトやセラミックタイルの生産で長い歴史を持つ英国の老舗の専門会社「ジョンソン・タイル」に依頼しました。

修復プロジェクトは2013年9月、タワー両サイドの既存のタイルを除去することから始まりました。タイル制作と施工工程は、ジョンソン・タイルの職人が細かいタイルを1枚1枚丁寧に確認し、大型写真と比較しながら完璧な色合わせと壁画のタイルのそれぞれの複製を行いました。新しい壁画のために31,000枚以上のタイルを使用しました。

修復プロジェクトに関わったシート氏の息子トニー・シート氏は、「これは父の主要な作品のひとつであり、ハワイにある重要な父の遺産です。献身的な保存活動を行うヒルトンに感謝しています」と述べています。また、新しい壁画の山側の基礎部分にはトニー・シート氏の新しいアートワークが取り入れられています。

ヒルトン・ハワイのエリア副社長ジェリー・ギブソンは、「オアフ島のレインボー壁画は、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジやニューヨークの自由の女神のようにシンボル的な存在です。多くの映画やテレビ番組の撮影場所として、また旅行者がワイキキビーチで撮影する写真の背景として、レインボー壁画そのものがワイキキの代名詞であり広く知られています」と述べています。さらに、「レインボー壁画はヒルトン・ハワイアン・ビレッジの心の拠り所として大きな存在でもあります。修復プロジェクトが決定し、それを正しく実行することが絶対不可欠でした」と述べています。

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