- 2020.04.24
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドには、自家栽培や地元産の新鮮な食材を使って個性豊かな料理を宿泊客に提供している加盟ホテルが多くあります。生産者(農場)から消費者(食卓)へ安全で新鮮な食材を提供する考え方に基づく「ファーム・トゥ・テーブル(Farm-to-table)」は、現在料理の現場で大流行しており、日本においてもそれは「地産地消」の概念のひとつとして根付いています。ホテルが所有する農園で生産された新鮮な食材を使い、美味しい料理を提供している加盟ホテルを紹介しましょう。
米国ハワイ州の高級リゾート「ザ・カハラ・ホテル&リゾート(The Kahala Hotel & Resort)」では、リゾート内のレストランやルームサービスで提供する料理に使うハーブや野菜を新鮮に楽しんでもらえるよう自家菜園を作り、リゾートの玄関手前にある従業員エリアの大きなバニアンツリーの下で食材を育てています。
この菜園で栽培される食材は、ホテルのプログラム「Garden, farm and ocean to table(畑、牧場、海から直接食卓へ)」の一環として作られ、また先ず地元ハワイ産の食材をできるだけ多く利用しようという“Islands Fresh(ハワイ産の新鮮な食材)”のコンセプトにも賛同して実施されています。ここでは、数種類の唐辛子、大根、ズッキーニ、ルッコラのほか、セージ、バジル、パセリなどのハーブ類が栽培されており、スペイン黒大根とブレックファスト・ラディッシュは野菜の盛り合わせやサラダのほか、ローストして“本日のシェフのお薦め料理”のアクセントとしても使われます。また、子羊のあばら肉の塩包み焼きには、お肉が塩辛くなり過ぎるのを防いだり、さらなる繊細な風味を加えたりするために、何層もの新鮮なハーブを塗り込みます。
今年4月には創業50周年記念行事の一環として、ホテルの食の伝統と未来を祝う特別コース料理に菜園で栽培された食材が使用されました。現在のホテルの総料理長、ウェイン・ヒラバヤシ氏に加え、ゲストシェフとして、1964年のリゾート開業以来数年間にわたりレストランの総料理長を務めたマーティン・ウィス氏、ホテル・オークラ東京の伝統のフレンチレストラン「ラ・ベル・エポック」の山本克哉料理長を迎え、トップシェフが競演する豪華なコース料理が披露されました。
2014年12月19日まで有効な宿泊パッケージは、「プルメリア・ビーチ・ハウス」の朝食ブッフェ、Wi-Fi接続、フィットネスセンターの利用を含め、1名または2名利用1室1泊で480米ドルから。
The Kahala Hotel & Resort
5000 Kahala Ave., Honolulu, HI 96816-5498 U.S.A.