デュッセルドルフのカーニバル（Carnival in Düsseldorf）は、ケルンとマインツと共にドイツの三大カーニバルのひとつ。毎年2月末頃から、この3つの都市でいよいよカーニバルのハイライトを迎える。都市によって独特の挨拶を交わすのだが、デュッセルドルフでは「ヘラウ！」と掛け声を交わし、皆仮装して祝う。

2019年は3月4日が「バラの月曜日Rosenmontagszug （Carnival Monday Procession））の大パレード。約5,000人のパレード参加者が集い、70余りの装飾された山車、楽団、伝統的なコスチュームグループなどの行列の長さは5.5kmにも及び、山車からは40トンの菓子が配られる。パレードは、オーバーカッセル橋を12時30分に出発し、旧市街、ケーニヒスアレーを通りビルカー駅までデュッセルドルフ市中央部を練り歩く。毎年観客が約100万人訪れ、観客の中には仮装したり、陽気に踊ったりと楽しい時間を過ごしている。行列を最初から最後まで旧市街で見るにはおよそ5時間はかかるが、その迫力に時が経つのを忘れてしまう。

2019年のデュッセルドルフのカーニバルは、2月28日「女性のカーニバルの日　Altweiberfastnacht」から始まり、3月6日の「灰の水曜日(Ash Wednesday)」まで行われる。女性のカーニバルの日には、午前11時11分に女性が市庁舎を占拠し、旧市街では陽気に路上カーニバルが行われる。3月2日は旧市街で「若者のカーニバル　Jugendumzug (Children's and Youth Procession)」。「カーニバル・サンデー（Carnival Sunday）」の3月3日にはケーニヒスアレーで路上カーニバルが行われる。


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