- 2025.04.30
リスボンは6月から夏に向かって、映画祭、芸術祭、町を行く路面電車でのファド、スポーツ競技、展覧会など、個性豊かな多くのイベントが行われる。それらのイベントの先陣を切って、リスボンの守護聖人“聖アントニオ”を讃える祭り「聖アントニオ祭(Santo António de Lisboa)」が毎年6月12日(前夜祭)と13日(聖アントニオ祭当日)に行われる。
前夜祭の夜9時頃から深夜まで続くリベルダーデ大通りのパレードで最高潮を迎え、カステロ地区(Castelo)からモウラリーア地区(Mouraria)にかけて、グラサ地区(Graça)、アルファマ地区(Alfama)、さらにアジュダ地区(Ajuda)、バイロ・アルト地区(Bairro Alto)などで、マンジェリコ(バジル)の鉢植え、イワシの炭火焼き、サグレスのビール、花飾り、聖人の置物などを売る屋台が軒を連ねる。イワシを炭で焼いて食べることから、聖アントニオ祭は、別名“イワシ祭り”と呼ばれている。
また、聖アントニオは、縁結びの聖人であるため、男性が付き合っている女性にマンジェリコを贈る習慣があるそうだ。13日の当日午後には、アルファマ地区にある聖アントニオ教会にカーネーションを持って訪れ、教会の聖人像の足下にそえる。
聖アントニオ祭
開催日:前夜祭 6月12日
聖アントニオ祭当日 6月13日
開催地:リスボン
URL :https://www.visitlisboa.com/
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