- 2024.10.01
クアロアランチ・ハワイのパニオロとして約60年間働いていたアカウ・エイブラハム(Akau Abraham)氏が、7月21日(土)、不慮の事故により逝去いたしました。享年81歳でした。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせいたします。
パニオロとは、ハワイにおいて野生馬を飼い慣らし、牛を捕らえていた人々で、ハワイアン・カウボーイとも呼ばれています。エイブラハム氏はパニオロのリビング・レジェンドとして知られ、クアロアランチを長年取り仕切る生粋のハワイアン・カウボーイでした。1931年ハワイ島ワイメアで生まれ、家系は代々ランチでパニオロの仕事を自然に学びながら育ちました。15歳でこの世界に入り22歳の時にオアフ島に渡りここクアロアランチで約60年間働き続けました。彼がよく使った言葉は情熱と助け合い。1997年に現役を退いてからは1999年に設立されたオアフ島牧畜協会のパニオロ殿堂メンバーの一人として若手の指導、後進にあたり通称アンクルとしてスタッフの皆から親しまれ頼れる存在でした。
7月25日早朝、クアロアで行われた追悼式でクアロアのジョン・モーガン社長は、「エイブラハム氏の突然の悲報は彼の家族、親族、クアロアだけでなく、ハワイにとって大きな影響を与える訃報だ。クアロアランチを立ち上げた亡き父フランシス・モーガンは、父の仕事で一番の功績は、エイブラハム氏をクアロアに雇用したことだと言っていた。」と語りました。
葬儀は8月17日(金)にクアロアランチで予定されています。