スイスのバーゼルで有名な歴史と伝統のイベント「バーズラー・ヘルブストメッセ（Basler Herbstmesse）」（通称、バーゼル・オータムフェア）は、1471年から現在に至るまで中断されることなく続いており、今年で542年目を迎える。ヨーロッパ各地で11月11日の「聖マルティヌスの日」を中心に開かれる秋祭り（収穫祭）のひとつですが、収穫を祝うほか、中世の時代には冬の備えとしての食料や衣類などを購入していたと言われている。

バーゼル・オータムフェアは、11月11日の「聖マルティヌスの日」の14日前、かつ10月30日より前の土曜日から始まる。2013年は10月26日の土曜日から始まり、11月10日の日曜日まで2週間にわたり開催される。長い伝統を引き継ぎ、「マルティン教会」の鐘の音が12時に鳴り響き始まりを告げる。ペータープラッツを中心に、バールフュッサープラッツ、ミュンスタープラッツ、クララプラッツなど市内数カ所の広場に、観覧車やメリーゴーラウンドなど移動式の遊具や見世物小屋などが設置されるほか、フード、衣服、工芸品など様々な屋台が立ち並ぶ。（慣例的にペータープラッツだけは２日間長く開催予定）

ドイツとフランスに国境を接するバーゼルは、スイス最古の大学が創設された中世の時代から学芸や文化の中心地として発展してきた古都。歴史的な街並を楽しみながら、日中は出店を巡ったり、夜にはライトアップした観覧車やメリーゴーランドでファンタジーの世界を楽しんだりしてみてはいかがだろうか。

バーゼル観光局
http://www.basel.com/en/event/basler-herbstmesse

参考情報提供： スイス政府観光局

屋台の写真タイトル：Brennti-Mandle
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観覧車の写真タイトル：Basler Herbstmesse 2005: Riesenrad
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