- 2024.11.23
9月6日、ロイヤル・ハワイアン・センターでは、ロイヤルグローブのリニューアルオープンとヘルモアハレ&ゲストサービスの新設を祝うセレモニーが行われました。
ロイヤルグローブのリニューアル工事は、カラカウア通りからの見通しとセンターへのアクセスを改善する目的で5ヶ月かけて行われました。今回の工事では、新たに池や橋や噴水が追加されたほか、バニアンツリーの下には多目的なパフォーマンスに利用できるステージや観客用の芝生エリア、ハワイに伝わる歴史や地名にまつわるストーリーボードなどが新設されました。またロイヤルグローブに面したB館1階には“ヘルモアハレ&ゲストサービス”がオープンし、センターで行われているイベントやショップ情報のほか、タッチパネルやビデオでハワイの歴史や文化を紹介するホスピタリーデスクとなっています。
かつてハワイの王族が住み1万本の椰子の木が茂っていたワイキキの“ヘルモア”を再現したロイヤルグローブには、センターの所有者でネイティブハワイアンの教育を行うカメハメハ・スクールズの創設者、パウアヒ王女の銅像が建っています。この像を囲んで、沢山の椰子の木やカロ、オヒアレフア、ナウ、アワ、ハプウ、クプクプ、レフアマモといったハワイ固有の植物が植えられています。また新たに設置された池や噴水は、ハワイ語で“湧き出る水”という意味の“ワイキキ”を象徴しています。
ロイヤルグローブは、ワイキキの中心でハワイの文化や歴史に触れられる憩いの場として、また本格的なハワイアンエンターテイメントを楽しめる場所として多くの旅行者やローカルに親しまれています。センターでは毎週火曜から土曜の毎夕ロイヤルグローブにて無料のフラショーが行われているほか、レイメイキング、フラ、ウクレレ、ロミロミマッサージ、ハワイアンキルトなどの無料カルチャーレッスンも日曜を除く毎日開催されています。
ヘルモアについて
ロイヤル・ハワイアン・センターの位置するワイキキの地は、かつて“ヘルモア”と呼ばれ、高貴なハワイの王族縁の土地としてネイティブハワイアンに先祖代々語り継がれてきました。ヘルモアの地は、16世紀に当時の酋長であるカクヒヘヴァが植えたと言い伝えられる椰子の林“ロイヤルグローブ”で知られ、カメハメハ大王もかつて住んでいたと言われています。オアフの政治の中心として、また、バーニス・パウアヒ・ビショップ王女など王族達の避暑地として親しまれてきました。ヘルモアを受け継いだパウアヒ・ビショップ王女は、ネイティブハワイアンの子孫のためにカメハメハ・スクールズを設立し、同校にこの土地を寄付しました。ショッピングセンターの収益は今も同校を通して、ネイティブハワイアンの子供達の教育にあてられています。