- 2024.03.22
ニュージーランドにて同性婚が合法化された8月19日、ニュージーランド航空のクイーンズタウン-オークランド間のスペシャルフライト上で、オークランド在住のカップルが結婚式を挙げました。
選ばれたカップルはリンレイ・ベンドールさんとアリー・ワニカウさん。ほぼ14年間連れ添ってきた二人は、3人の子供ジャヴァーン(9歳)、メイシー(7歳)、ミカエレ(6歳)と、アリーの息子デイモンを含む家族と友人の前で誓いの言葉を述べました。二人は、従来の結婚指輪の代わりにマオリの伝統的な宝石である「パウナム(翡翠)」を交換し、米国人俳優のジェシー・タイラー・ファーガソン氏立会いのもと、正式に結婚を宣言しました。
ジェシー・ファーガソン氏は米国の人気TV番組「モダン・ファミリー」に出演する俳優で、婚姻の平等を訴える活動をしており、自身も長年のパートナーであるジャスティン・ミキータ氏と結婚したばかりです。
ファーガソン氏は「リンレイとアリーの、この歴史的で喜ばしい瞬間に立ち会うことができたことを、心からうれしく思います。婚姻の平等はパートナーであるジャスティンと私にとっても、非常に大切なことなのです」と語りました。
式に続いては、サプライズの聖歌隊が現れ、4月に同性婚の法案が通過した際にニュージーランド国会でも歌われた伝統的な愛の歌「ポカレカレ・アナ」を披露しました。
リンレイさんは、「13年間の交際が公式に認められる機会をずっと待っていました。新婚と呼ばれることに心から喜びを感じます。3万フィート上空で、子供たちや友達、家族の前で結婚式を挙げることができたのは、ただでさえ思い出深い1日を、より一層特別なものにしてくれました。しかも、ジェシーが式に参列してくれたなんて、まさに驚きです。私たちは『モダン・ファミリー』の大ファンですから!」と語っています。
また、ファーガソン氏とミキータ氏は子供たちに、婚姻の平等を広めるチャリティ活動「タイ・ザ・ノット」の蝶ネクタイをプレゼントしました。
ニュージーランド航空チーフ・ピープル・オフィサー、ロレイン・マーフィーは、「機上での式は、新しい法律の施行を記憶に刻む、印象的な方法だったと思います。機内は本当に陽気でおめでたい雰囲気に包まれ、誓いの言葉の後に沸き起こった拍手には胸を打たれました。ニュージーランドの多様性を象徴する、素晴らしい式でした」と述べています。
二人は19日夜、ロサンゼルス行きのニュージーランド航空便にて、パーム・スプリングスでの新婚旅行に発つ予定です。
結婚式の様子(写真・動画)は、下記サイトにてご覧いただけます。
www.airnzloveisintheair.com
※本件は、2013年8月19日ニュージーランドで発表されている内容です。
【ニュージーランド航空について】
ニュージーランド航空は、1940年に設立された国際航空会社です。ニュージーランド国内をはじめ、アジア太平洋を含む16ヶ国53都市へ直行便を運航し、スターアライアンスに加盟しています。日本からニュージーランドへ、直行便を運航する唯一の航空会社でもあります。同社は、世界の航空会社で初めて、2010年・2012年と、3年間に2度エア・トランスポート・ワールド誌「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのをはじめ、数々の賞を受賞しています。
公式ホームページ: www.airnewzealand.jp