母なる地球上にて唯一の「静寂の日」を過ごす、神々の棲むバリ島

エリア:アジア  > インドネシア  > バリ島 / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 

インドネシアのバリ島にホテル「ザ・レギャン」を所有するLHM(レギャン・ホテル・マネジメント)は、その土地に根ざした文化や遺産を大切にしています。月の満ち欠けを基準とするサカ暦に基づくバリ島の元旦を「ニュピ」と言います。本年は3月22日水曜日にこの神聖なる日を迎える為、バリのコミュニティーは数ヶ月前より準備が進みます。

ニュピ前日には、悪霊を模した巨大な神輿や山車“オゴオゴ”のパレードが各コミュニティー自治体にて催されます。旧年最後の日の伝統的な風習の一つとして、各家庭にては金属のアイテム(鍋やカトラリー等を使用)や筒状の竹を鳴らし敷地を歩き土地の邪気払いを夕方に行います。また悪霊を追い払う意を表すため、燃えている松明が掲げられます。各町内会にて数ヶ月より作成された神輿は村の中心地から出発し、村周辺を多くの観衆と共に練り歩き、その姿は圧倒的な迫力を伴いとても壮大な光景です。観光客は、このダイナミックな夜に心奪われると共に、普段とは違ったバリ島の異なる顔も垣間見ることができます。

午前6時から24時間始まるニュピ当日は、「静寂の日」とも呼ばれ、バリ・ヒンドゥー教の人々は瞑想やお祈りをして、家屋内で心穏やかに過ごすのがしきたり。敬虔な信者は自宅に設置された神棚、寺院にて神々に祈りを捧げ、断食をして過ごす者もいます。日常生活の活動禁止の為、喫煙、電気や火の使用が禁じられ、車やオートバイの乗車や利用、敷地外への外出禁止となります。これらの信仰上の目的は、バリ島の地上を遊泳する悪霊から見つからぬように静寂さを保ち、不毛の地として見せかけ悪霊が通り過ぎるのを待つ為です。また負のエネルギーの浄化や個々の心身を純な状態に戻し、一年に一度のバリ島のデトックス日でもあります。

古来より続くバリ島の伝統的な風習を敬い、忠実にニュピの祝祭の規定を重んじ、バリに暮らす人々のみならず、バリへ訪問する全ての観光客も対象となり、当日は家屋や宿泊施設内にて静寂さに包まれた島全体の心身休まる時を過ごします。

リゾート内では、ニュピ期間対象の滞在中(最短2泊3日)に特別メニューが用意され、空気の澄んだ朝に小鳥のさえずりに耳を傾け起床し、爽やかな陽射しと共に清々しく朝食をいただきます。そして、ゆったりとした時間をプールサイドやバルコニーで過ごし、島全体が電気を消灯するため、夜空には天の川や銀河の姿がくっきりと現れます。

サカ暦に基づくバリ島の元旦「ニュピ」の時期に、ザ・レギャンで静寂な時を過ごしてみませんか。

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