- 2016.12.06
縁の下の力持ちとでも呼びましょうか。アメリカ3大都市のひとつであるシカゴは、ニューヨークやロサンゼルスと違い、特に人気の旅行先というわけではないけれど、大都会としての魅力とプライドはたっぷり。高層ビル群や高い教育水準はもとより、世界屈指の美術館や交響楽団が集まるパワフルなシカゴのエネルギー源は、なんといってもアメリカンビーフ&ミート!
単に肉といっても、味わい方はいろいろ。ミシュラン星付きシェフ、ジャレッド・ウェントワースが厨房を仕切る「ロングマン&イーグル(Longman &Eagle)」では、鹿肉のパテ、バッファロー・スイートブレッド、うずら卵と黒トリュフを添えたラム肉のタルタル、フォアグラ片と豚スネを合わせたエスカルゴなど、現代式“伝統的アメリカ料理”が味わえます。また、去年オープンして以来、高い評価を得ている「ウッド(Wood)」も注目の店。シカゴ屈指のミシュラン3ツ星レストラン「アリネア(Alinea)」で修行を積んだ若手シェフ、アシュリー・オービンの指揮の下、料理に使われる肉は店内でカットし、自家菜園で育てたハーブで味付け。店内中央に置かれた大きな薪オーブンで調理されます。ほかにもトレンディなステーキ&カクテルの店「バヴェッツ(Bavette’s)」や、豚肉にこだわった「ザ・パブリカン(The Publican)」、自家製の薫製ハムやバラエティ豊かなピクルスで知られる「ホテル・リンカーン(Hotel Lincoln)」内の「ペレニアル・ヴィラント(Perennial Virant)」など、シカゴには独創性溢れる肉食ライフをスタイリッシュに提案してくれるレストランが続々登場中。そうそう、カラッと揚げた鶏レバーの黄身ジャム添えや、牛乳とバブルガム(!)で見事に調理した豚肩ロースが有名な「トレンチャーメン(Trenchermen)」も忘れられません。
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