- 2019.05.15
2018年は、オンタリオ州に州立公園が誕生して125年の記念の年となります。オンタリオ州のみならずカナダ国内でも初めてとなった州立公園は、州内最大の広さを誇るアルゴンキン州立公園で、1893年に誕生しました。アルゴンキン州立公園は、東京都の3倍以上の広さとなる7,653平方キロメートルの広大な面積を有しています。現在、州内全域には、オンタリオ・パークスが運営、管理する州立公園が340か所に点在しており、その合計面積は州全体の8%を占めています。
州立公園は、一年を通じて、気軽に自然と触れ合える場所として地元住民や海外からの旅行者が訪れます。野生動物観察、トレッキングやキャンプのほか、夏はカヌーやカヤック、冬もスノーシューやクロスカントリスキー、バードウォッチングなど、さまざまなアクティビティが楽しめる場所として親しまれています。公園には、ビジターセンターもあり、模型などを使って、公園周辺の動植物の生態や歴史をわかりやすく展示しているほか、ギフトショップでは書籍をはじめ、お土産にぴったりのアイテムなどを販売しています。パークレンジャーも常駐しているので、公園の詳細や歴史を聞きながら、周辺の自然に関する貴重な情報を収集することができます。
公共バスサービス「パークバス」が複数の州立公園および国立公園行きの路線を運行しているので、旅行者でも気軽に州立公園へアクセスでき、アクティビティが楽しめます。パークバスでは、日帰り旅行のプランや、キャンプ教室なども実施されています。
オンタリオ・パークスのホームページでは、125周年特別ページが設けられており、年表で公園の数の移り変わりや、昔と今の公園の様子が画像上で見比べられるようなユニークな仕掛けがされています。アニバーサリーイヤーである2018年は、各州立公園で記念イベントなども計画されています。