英国の海運会社キュナードは、保有する豪華客船クイーン・エリザベス（約9万トン）が日本の港としては初めて、神戸港発着の8日間のクルーズを2017年3月に行うと発表した。クイーン・エリザベスは、これまでも横浜や鹿児島などの日本の港に寄港をしているが、乗船するか下船するかのどちらかだったため、このたびの日本発着クルーズの実施は初めてとなる。現在のクイーン・エリザベスは2010年の就航で3代目になる。先代が1975年に日本初寄港をした際に大きな話題を呼んで以来、日本で注目度が高い豪華客船。

今回発表されたフルワールドクルーズでのクイーン・エリザベスは、英国のサウサンプトンを出航し、25ヵ国39港、29のユネスコ世界遺産を巡る120泊（西回り）の世界一周のクルーズを実施するが、神戸発着のクルーズはこの世界一周のクルーズの一環。神戸発着クルーズは2017年3月13日に神戸港を出発し、鹿児島、韓国（釜山）、広島を巡り、関門海峡と瀬戸内海の風光明媚なクルーズが特徴で、3月20日に神戸港へ戻る。7泊8日のクルーズの料金は169,000円から。今年の11月15日からの発売予定。

神戸港を起点とした7泊8日「神戸発着クルーズ」の運航日程
2017年
3月13日（月） 神戸 20：00
3月14日（火） 終日航海日
3月15日（水） 鹿児島 入港6：00　出港16：30
3月16日（木） 釜山（韓国）入港9：00　出港23：00
3月17日（金） （関門海峡通過）
3月18日（土） 広島 入港6：00 　出港23：59
3月19日（日） 終日航海日
3月20日（月） 神戸 入港0：00

ちなみに、クイーン・エリザベスの2017年フルワールドクルーズの料金は、サウサンプトン発着120泊で2,401,000円から。今年の9月10日から世界同時発売開始。