センターラ・グランド・ビーチリゾート＆ヴィラ　クラビ（以下センターラグランドクラビ）はこの度、環境保護の観点から、飲料水精製システムを導入しました。今後は敷地内にて精製された飲料水をゲストの客室やその他施設にて利用する予定です。

同リゾートはタイ南部のクラビ・ビーチに位置し、自然に囲まれたリゾートは専用ボートでのみアクセスできるロケーションです。今回設置したのは逆浸透膜ろ過システムで、主に海水の淡水化を目的として開発されたシステムです。この高度ろ過装置は地下水の不純物や微粒子、塩分を除去し、透明度、味、成分が整った純水を精製します。同システムは安全な飲料水とし供給される他、完璧な純水を必要とする医療現場や不純物を嫌う半導体精製工場などでも使用されています。
精製された飲料水は再利用可能なガラスボトルに瓶詰めされ、ゲストの客室に届けられます。ペットボトルの代替にリサイクル瓶を使用する事によりプラスチックゴミも削減され、また施設内で飲料水を作る事により従来のボート輸送による二酸化炭素の排出も軽減されます。

観光業が環境に与える影響を緩和するグリーンツーリズムへの関心は近年高まっています。センターラグランドクラビは昨年、効果的な環境保護活動が認められ、Earth Check Silver Certificationの認定を受けました。上記システムにより精製された飲料水は今年9月から利用を開始し、ゲストからは高い関心と評価をいただいています。

センターラグループでは現在、モルジブのセンターラ・グランド・アイランド・リゾート＆スパ　モルジブにて同様のろ過システムを利用しています。タイ国内への導入は初めての試みで、その他グループホテル、リゾートへの段階的な導入を検討しています。