奇祭タイプーサム・フェスティバル
期間:2020年2月8日のみ
[世界のイベント(リスヴェル編集部)]2019年12月25日公開

エリア:アジア  > シンガポール / ジャンル:イベント・フェスティバル , 

タイプーサムは、ヒンズー教の大変象徴的な祝祭で、タミル人コミュニティによってタミル暦で「タイ」(第10月)と呼ばれる満月が出ている間、新暦では1月中旬から2月上旬に年に一度開催される。ヒンズー教徒は神のご加護を求め、忠誠を誓い、感謝を捧げながら行進していく。この祝祭は、ヒンズー教徒にとって美徳・若さ・力の象徴であり、悪を打ち砕く神であるスブラマニヤ神(別称ムルガン神)を称えて祝われる。

タイプーサムの祝祭は夜明け前に始まる。信者たちはスリ・スリニバサ・ペルマル寺院を発ち、セラングーン・ ロードを通って、タンク・ロードにあるスリ・タンダユタパニ寺院に向けて4.5キロの道のりを歩くことで神への忠誠を誓う。先頭の一団は、通常ミルクの入った壺と木製のカバディを運ぶ。カバディは、木製またはスチール製の半円のピース2つが十字に取り付けられた構造をしており、信者の肩の上でバランスが取れるようになっている。カバディは花やヤシの葉、クジャクの羽で装飾されることがある。

運んでいるミルクは、スリ・タンダユタパニ寺院でスブラマニヤ神に供えられる。信者の中には自らの舌に串を刺し、花飾りのついた木製のアーチを肩に担いで運ぶ人もいる。鉤のついたカバディを運ぶ信者は、入念な準備を必要とするため、寺院を午前中の遅い時間に発ち、夜まで歩き続ける。タイプーサムはインド人信者だけの祝祭ではなく、一部の中国人信者や他民族の信者も神に忠誠を誓うため、この日の行列に参加する。

この祭典の光景は圧巻で、詠唱の声やインディアンドラムの激しいリズムが響くこの華やかな行列により中心部の交通が麻痺することもあるそうだ。カバディを背負うのに備えて、信者は精神鍛錬を積む必要がある。約1ヵ月は厳しい菜食主義を維持して禁酒、禁欲し、精進しなければならない。精神が物質的欲求から解放され、身体が肉体的快楽を欲さなくなった時にのみ、信者は全く痛みを感じることなく神聖な苦行を始めることができると信じられている。信者らは通常、友人や家族に付き添われ、祈りや詠唱などを通して、励まされ、応援を受ける。シンガポールに滞在の際は、神聖な宗教儀礼であるタイプーサムの御信仰行列は、異文化や宗教を知る上でとても興味深い。

タイプーサム(Thaipusam)
開催日:2020年2月8日
開催地:シンガポール、スリ・スリニバサ・ペルマル寺院、スリ・タンダユタパニ寺院




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Worshipper carrying idols and hooks during a Thaipusam festival celebration in Malaysia, photo by tajai / June.
http://www.flickr.com/photos/cayce/104567964/

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