- 2024.05.17
「ザ・レギャン・スミニャック、バリ」は、バリ島に古くから伝わるヒンズー教の哲学である“トリ・ヒタ・カラナ”の信仰に基づき、さまざまなコミュニティへの支援を行っております。サンスクリット語である「トリ=3つ」「ヒタ=繁栄と幸せ」「カラナ=源」の意を表し、“神と人”“人と人”そして“人と自然”の調和を重んじ、日々の生活基準が形成されています。
このトリ・ヒタ・カラナの概念を基礎として、日々感謝の念を持って過ごす人々の心には幸せが宿り、人生の喜びを感じられる環境は、コミュニティ全体を平和で穏やかな環境を作り上げています。
そして、海の生き物たちも自然の一部です。リゾート前の砂浜には、乾季になるとウミガメが真夜中に産卵に訪れます。リゾート前の砂浜に産卵のために訪れるウミガメは、ウミガメの中でも最も小さい種のひとつであるオリーブリドリーウミガメ(日本ではヒメウミガメを呼ばれる)です。オリーブリドリーウミガメは一度に約60から110個の卵を産み、通常45日から70日程度で孵化すると言われています。孵化した子ガメ達は生息地のインド洋の海へ入っていき、成長すると約34〜45kgの体重になり、全長は60cmほどになります。
ザ・レギャン・スミニャック、バリでは、絶滅危惧2類のオリーブリドリーウミガメを守るため、リゾート内で管理する「タートルサンクチュアリー」の環境下でウミガメ担当スタッフは卵の保護し、ウミガメの卵が孵化するまで育てます。
今年は乾季に入った4月に最初の産卵が記録され、5月中旬には今シーズン初の子ガメ達が孵化しました。孵化した子ガメ達は海へ放流されるのですが、リゾートでは滞在する宿泊者と一緒に子ガメを放流する「タートルリリースプログラム」を体験することができます。このプログラムは、子ガメが孵化するタイミングに合わせて、乾季が終わる11月ごろまで実施しています。
また、ザ・レギャン・スミニャック、バリでは、環境保全の重要な位置付けとして植物生態系へ与える影響を考慮し、リゾート内で使用する清掃用製品や洗剤は生物分解性の製品を使用し、虫除けスプレーも100%自然素材で作られた製品を提供しております。
バリ島でプライベートビーチは確保されておらず、全ての海岸は公共のエリアとなっており、ザ・レギャン・スミニャック、バリは、リゾート前のビーチエリアは責任を持って清掃・管理を行うことを約束しています。リゾート内に毎朝砂浜の清掃を行う「ビーチヒーロー」制度を設置し、月に1回は環境をテーマにしたアクティビティの一環として、希望する宿泊者と一緒に楽しみながらビーチクリーンアップを実施しています。