ヴァージン・グループ創設者リチャード・ブランソン氏が新たな航海を始める。新しいクルーズラインの名称「ヴァージン・ヴォヤージュ」は、すでにイタリアの造船所と3隻のクルーズ船造船契約を締結し、また、クリーンエネルギー設備を導入する世界初のクルーズラインとなることを発表した。

船の建造スケジュールによれば、工事開始が2017年初頭で、ジュネーブでの起工は2017年第4四半期を予定している。ヴァージン・ヴォヤージュは、クリーンエネルギーのイノベーターとして世界的に知られるクライメオンと提携する最初の主要クルーズ船企業となり、低グレードエネルギーをクリーンな電気に変えるシステム「クライメオン・オーシャン」をクルーズ船3隻に導入する。導入による環境的影響は、船1隻ごとに年間推計5400トンのCO2削減となり、これは18万本の木が30年間で吸収するCO2量に相当する。

ヴァージン・ヴォヤージュの最初の船は、2020年にマイアミ港に入港する予定で、2700人以上の乗客と1150人以上の乗組員が乗船する見込み。最初の船では、カリブ海クルーズを予定している。