カナダ・オンタリオ州の州都トロントは、人口約280万人を有するカナダ最大の都市であり、ビジネスやエンターテインメント、観光の中核を担い、多種多様な民族が生活しています。今回は、融合する人種とその文化が特徴のトロントの最新情報をお伝えします。

地下鉄、バス、路面電車など公共交通が充実しているトロント市内ですが、8月末にストリートカー（路面電車）の車体がボンバルディア製の新モデルにリニューアルします。2015年には、空港とトロント市街地（ダウンタウン）を25分で結ぶ「ユニオン・ピアソン・エキスプレス」も運行予定です。車内にはWi-Fi設備やフライト情報の提供を完備し、1時間に4本程度の運行スケジュールが予定されています。

宿泊面では、本年12月15日、ファイナンシャル・ディストリクトに「デルタ・ホテル＆リゾーツ」がオープンします。ビジネス利用、およびダウンタウンの観光アトラクションへのアクセスも良好なロケーションの同ホテルは、総客室数567室、宴会施設や会議室のほか、レストランやバー、プール、ヨガスタジオを含むワークアウト施設も併設しています。

“AGO”の名称で親しまれている美術館、「アートギャラリー・オブ・オンタリオ」では、本年10月18日より『ミケランジェロ展』が開催予定で、多数の未完成の作品や貴重なスケッチなどの作品が展示されます。その他、カナダを代表する画家であるアレックス・コルビルの作品およそ100点も今年の夏から来年初めまで展示されます。

昨今、カナダ国内はじめトロントでもクラフトビールの人気が高く、地ビールとして有名な「スティーム・ホイッスル」や「ミル・ストリート」などトロント発のクラフトビール工場のツアーが『オンタリオ・グループ・オブ・ツアーカンパニー』で実施されています。ツアー中はビール醸造の工程を見学できるほか、自慢のビールのテイスティングも含まれています。