北欧5か国の女性作家17人の作品を収録『わたしがわたしから自由になる日』刊行
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2026年10月14日公開

エリア:ヨーロッパ / ジャンル:サービス・商品情報 , 

河出書房新社は、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの北欧5か国で書かれた女性作家17人の短編・掌編・詩を収めたアンソロジー『わたしがわたしから自由になる日――北欧文学セレクション』を2026年10月5日に刊行した。各言語の翻訳者10名が作品を選び、解説を担当している。

収録するのは、19世紀末から20世紀半ばごろに書かれた17人の女性作家による作品。目次は、「自分の声を聞いた女」「あらがう女」「ことばをあやつる女」「飛翔する女」の4部に分かれており、描かれる境遇は、狼に追われ、子どもたちを守るために究極の選択を迫られる母、結婚によって自分の人生を失っていく妻、家族や社会の「ふつう」に違和感を抱きながら自分の声を探す女、長年のケアや貧困の中で生きる女などさまざま。孤独、結婚、家族、労働、ケア、自由といったテーマを扱っている。

編者はフィンランド語文芸翻訳者の古市真由美氏で、序文「飛ぶための翼」を鴻巣友季子氏が執筆した。古市氏は巻末の「北方から届く声に耳を澄ませて」で、北欧5か国の言語と文学の違いにも触れながら、本書を読むための視点を示している。

作家には、社会の周縁の人々や女性の苦悩を描いたアウスタ・シーグルザルドッティル氏、ノルウェー近代児童文学を切り拓いたデイッキン・ズウィルグメイヤー氏、小説と詩で「生きること」の可能性を問い続けたカーリン・ボイェ氏、女性の性や快楽を表現したエーヴァ・キルピ氏らが名を連ねる。日本ではまとまって紹介される機会の少ない作家が中心で、各作品には訳者による解説が付き、作家と作品の背景を知ることができる。

『わたしがわたしから自由になる日――北欧文学セレクション』
編 者:古市真由美
序 文:鴻巣友季子
訳 者:朱位昌併・安倍オースタッド玲子・金子陽緒菜・久山葉子・中村冬美・枇谷玲子・ヘレンハルメ美穂・真柴奏・よこのなな
装 幀:大倉真一郎
仕 様:四六判上製/248ページ
定 価:3,080円(税込)
発売日:2026年10月5日
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刊行を記念したトークイベントも実施される。会場には北欧5か国やテーマ別のブースが並び、各言語の翻訳者やひとり出版社が北欧文学・語学の魅力を伝える。セミナー開催時以外の時間帯には、翻訳ワークショップも予定する。

第二回 北欧ブックフェスタ
日 程:2026年10月31日(土)・11月1日(日)午前10時〜午後5時
会 場:仙六屋カフェ(東京都大田区大森西6-16-18、京急梅屋敷駅から徒歩2分)
入場料:500円
刊行記念イベント:2026年11月1日(日)午後2時〜2時30分「女たちの声に耳を澄ませて 北欧文学アンソロジー『わたしがわたしから自由になる日』」
登壇者:古市真由美、枇谷玲子、中村冬美ほか各国語翻訳者
共 催:葉々社、東海大学北欧学科(柴山由理子)

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