韓国の南東部に位置する沿岸都市、蔚山広域市南区では、2025年6月7日（土）から29日（日）までの23日間、長生浦（チャンセンポ）クジラ文化村で「チャンセンポ、あじさいにひたる」をテーマとした「第4回長生浦あじさいフェスティバル」が開催される。

約10万2,705㎡の大規模テーマパーク内にある「五色あじさい庭園」（2万7,000㎡）には、40種類以上、3万株のあじさいが咲き誇り、初夏の海辺を華やかに彩る。園内には、多くのフォトスポットのほか、オリジナル「あじさい酒」やフリーマーケット、願い事を叶える「あじさい提灯」、園路を照らすストリングライトなど、昼夜を問わず楽しめる。期間中、入場券を購入した先着30万人には商品券を進呈。商品券は7月13日（日）までチャンセンポ周辺の加盟店およびフェスティバル会場内フリーマーケットで現金同様に利用できる。

開幕式は6月7日（土）午後7時30分から。「五色あじさい庭園」夜間開園とともに開催する。翌8日（日）午後2時と午後6時にはジャズ、クラシック、ライブバンドによる音楽公演を実施する。毎週土曜日にはクジラ文化広場でマジックショーとストリートコンサート、夜空を彩る長生浦花火ショーが行われる。さらに長生浦文化倉庫では、韓国初の製油施設として知られるSKイノベーションと南区が協力し、巨大オイルタンクを舞台にしたメディアファサードを上映。週末には泰和江駅とチャンセンポを結ぶ循環シャトルバスを運行し、公共交通利用者のアクセスを向上させる。

長生浦は韓国唯一の「クジラ文化特区」に指定されており、産業捕鯨が盛んだった歴史を背景に、クジラ博物館、チャンセンポ文化倉庫、クジラ海洋観光船、長生浦モノレールなど多彩な観光コンテンツを備え、国内外の観光客が訪れる。捕鯨を行なっていた漁村の風景を再現した長生浦クジラ文化村は、2015年にオープン。長生浦クジラ文化村はクジラ広場、長生浦イェッマウル（昔の村）、先史時代クジラマダン（広場）、クジラ彫刻庭園、水生植物園などさまざまなテーマやストーリーを盛り込んだ公園。

長生浦（チャンセンポ）クジラ文化村
住所：ウルサン広域市ナム区チャンセンポゴレロ271-1
울산광역시 남구 장생포고래로 271-1
参考サイト：https://japanese.visitkorea.or.kr/svc/contents/contentsView.do?vcontsId=68850