- 2025.04.08
長い年月をかけて大切に製作を続けてきたクアロアの新ボート、【Moku Kaha’i】が4月18日の進水式に漕ぎ着きました。式典はハワイの伝統にのっとり、航海の安全を願った祈りが捧げられた後厳かにその船先を水の上にすすめ、その美しい姿を皆の前に披露しました。
“Moku”はボートを意味し、“Kaha’i”はクアロアの地に居住していた名高い航海士の名前からとっています。このボートはクアロアの地と大変結びつきが深い、古代ポリネシア航海船のレプリカ【Hokurela号】を模しています。新しく優美な船体でありながらも、自然に依存した航海技術に頼るしかなかったいにしえを偲ばせます。
このボートは800年以上前に古代ハワイ人によって造られた、広さ125エーカーのモリイ古代養魚池を舞台に活躍します。お客様には、古代ポリネシアン人が何の航海用具も持たずして、星、月、風などだけを便りにどの様に航海を行ったか知り、また古代の航海気分を楽しんでいただけるようになります。 実際にアクティビティとしてお目見えするのも間近。ご期待下さい。
★ホクレア号とクアロアの結びつき★
ホクレア号は1975年にアメリカ合衆国建国200周年記念事業の一つとして建造されました。1975年3月の初航海の際にはクアロアのアフアプアアとハキプウのボーダーエリアであるところの、クアロアパークより進水されました。クアロアは航海士チーフLa'amaikahikiの居住地であり、またハキプウはこのボートの名前の由来となっている航海チーフのKaha'iの居住地であったため、ハワイの航海にとって重要な進水式はこの地で行われました。ホクレア号とクアロアの結びつきは大変強いのです。