- 2019.01.17
ニューヨーク市およびニューヨーク市観光局(NYC & Company、CEO:フレッド・ディクソン)は、2016年にアメリカ国内外からニューヨーク市を訪れた訪問者数が過去初めて6,000万人を突破し、6,030万人を記録することを発表しました。同市への観光客数は7年連続で増加しています。
昨年のニューヨーク市への訪問者数は予測見込みの5,970万人よりも60万人多く、昨年の数を180万人上回る結果となりました。観光業においては、ニューヨーク市内で約37万件の雇用を創出しており、昨年はそのうちの15,000件の新しい雇用を生み出したことになります。
6,030万人のうち、米国内からの訪問者が4,760万人、海外からの観光客が1,265万人となっています。また、国際会議やミーティングなどビジネス目的の訪問者数は615万人となり、過去最高を記録ました。2017年の見通しは、全体で6,180万人の訪問が見込まれており、内訳としては米国内から4,870万人、海外から1,310万人の観光客がニューヨーク市を訪れると予想されています。
市内5つの行政区における本年の客室販売実績は、120万部屋の追加需要があり、合計で349万部屋を記録しました。ニューヨーク市内では、大型の経済投資やホテル&セールス税の導入により10億ドルの収益を計上し、さらにホテル開発においては2019年までに、2万4000部屋の増室が見込まれています。
また、ニューヨーク市警の報告によると、昨年のニューヨーク市における犯罪率は大幅な減少を見せ、前年比-4.1%となりました。これは前年より4,000件以上低い犯罪数となり、ニューヨーク市の歴史において、安全な都市になりつつあることを示しています。ニューヨーク市警による取締活動の強化や、警察とコミュニティが築き上げた信頼関係が導き出した結果と言えます。