- 2019.01.17
ニューヨーク市およびニューヨーク市観光局(NYC & Company、 本局:アメリカ合衆国、ニューヨーク市/CEO:フレッド・ディクソン)は、2014年にアメリカ国内外からニューヨーク市を訪れた観光客数が史上最多の5,640万人を記録したことを発表、2013年の5,430万人を上回る過去最高を更新いたしました。そのうち、約20%にあたる1,220万人が海外からの観光客で、主に英国、カナダ、ブラジル、中国、フランス、オーストラリア、ドイツからの観光客が同市を訪れ、とりわけ中国が観光客数の増加を見せています。
昨年、観光客がニューヨーク市にもたらした経済効果は、613億ドル(約7兆2000億円)に上り、観光関連においても35万9000人の雇用を創出し、今まで以上にニューヨーク市居住者の雇用促進に貢献しています。また、地方税収入においては、観光産業は37億ドル(約4,366億円)を生み出しています。ニューヨークのデブラシオ市長によると、生活の質の向上、犯罪率の低下、市の経済発展が観光客数の更なる増加に繋がったと見ています。
今回、海外からの観光客の中で特に著しい増加を見せた中国は、2009年の約5倍にあたる74万人が昨年ニューヨーク市を訪れており、フランスを抜いて、英国、カナダ、ブラジルに次ぐ4番目の規模となる観光客数を記録しています。その要因の一つとして、中国人のビザの有効期間が新たに1年から10年に延長された事が挙げられます。
ニューヨーク市観光局では、同市の5つの行政区(ブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテン島)全域への旅行需要喚起の促進と喚起をするべく、人気歌手テイラー・スイフト(Taylor Swift)を2014~2015年のグローバル観光親善大使に任命し、テイラーの新アルバム「1989」に収録されている楽曲にちなんで「ウェルカム・トゥ・ニューヨーク(Welcome to New York)」キャンペーンの展開の他、NYCレストラン・ウィークなど、各種プログラムを実施しています。今後も、市の経済発展とイメージ向上を図り、さらなる観光客数増加に向けた活動を展開してまいります。