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  • 2019年12月29日更新
リスヴェル旅コラム
Editor:リスヴェル編集部

緑化されたハイテク都市、北京市を訪ねて

故宮博物院の全景が望めるスポットがある景山公園zoom
故宮博物院の全景が望めるスポットがある景山公園
海外旅行を楽しまれているRISVEL読者の皆様、北京市が緑多き町だってご存じですか?都市緑化だけではなく、北京首都国際空港に到着する時、飛行機の窓から見えたのは広大な土地が植林されている様子でした。万里の長城の植樹プロジェクトは有名ですが、北京市内も緑溢れる美しい町であることを、今回の週末旅行で実際に見て改めて知ることができました。
着陸する直前に機内から見た植林の様子zoom
着陸する直前に機内から見た植林の様子
調べてみると、2018年に100万本の義務植樹を計画した北京市は、1982年の植樹節(3月12日)から延べ1億人が植樹活動に参加し植樹本数は2億本を上回るそうです。AFP通信によると1980年と2018年を比較すると、北京市の森林率は12.8%から43.5%へ、都市緑化率は20.1%から48.44%へ、1人当たりの公園緑地面積は1978年の5.1平方メートルから2018年の16.3平方メートルへと増加したそうです。砂漠の緑地活動も進んでいるようで、5年先、10年先がとても楽しみです。
空港から王府井のホテルへ向かう車窓zoom
空港から王府井のホテルへ向かう車窓
空港からホテルへ向かう車窓からも緑は多く、タクシーを降りたときは森林のような良い香りが!それもそのはず、街中を走るオートバイは静かな電動で排気ガスをだしません。地元の方に聞くと、ここ数年で黒煙を出す工場も次々と閉鎖され、空気汚染対策が着々と進み空気が綺麗になってきているそう。
改札口前にあるセキュリティ検査zoom
改札口前にあるセキュリティ検査
また、治安面においても北京では様々な取り組みがされていました。
滞在したホテルのある王府井(ワンフーチン)をはじめ、訪れた観光地には警察官の姿が多くみられた他、地下鉄に乗る前にはX線検査で手荷物のセキュリティーチェックを受けなくてはならず、危険物が持ち込めないようになっていました。
南鑼鼓巷で地元の人が行列を作っていた饅頭専門店zoom
南鑼鼓巷で地元の人が行列を作っていた饅頭専門店
もうひとつ進んでいると実感したのが電子マネーです。小さな商店でも老若男女がモバイル決済をしているではありませんか!地元の人が行列を作っていた饅頭専門店で現金払いしていたのは私達旅行者くらいでした。
18路線ある地下鉄のチケット。ホームは落下防止の扉が設けられていますzoom
18路線ある地下鉄のチケット。ホームは落下防止の扉が設けられています
電子マネーだけではありません!出先からタクシーに乗りたくても一苦労です。住民がモバイルから迎車依頼をしているため、町で見かけるタクシーの多くは迎車だったのです。ガイドブックにはタクシーが便利とありましたが、そんな具合なので早くて、安くて、頻繁に運行されている地下鉄が重宝しました。続いて2泊3日の弾丸旅行の模様を紹介します!

>4000年の歴史ロマンを求めて北京週末旅行へ
Editor:リスヴェル編集部
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