トラベルコラム

  • 【連載コラム】ナンバーワンよりオンリーワン
  • 2019年7月24日更新
旅の道中、「愛すべき変なもの」を見つけたら、書かずにはいられない!
トラベルジャーナリスト:松田 朝子

エンタメ&ローカル気分でシカゴの旅を楽しもう!

アーティスティックなエントランスzoom
アーティスティックなエントランス
シカゴの旅はまず、舞台となるホテル選びから!
「CHICAGO」のネオンサインで有名なシカゴ・シアターをはじめ、シカゴはニューヨークと肩を並べる演劇の街。観劇の予定はなくとも、華やいだ雰囲気を楽しみたければ、ダウンタウンのシアターディストリクトにステイしてみましょう!

おすすめなのは、キンプトン・ホテル・アレグロという、4つ星のブティックホテル。「シカゴのブロードウェイ」劇場とも言われるキャデラック・パレス・シアターの隣にあり、地下で劇場とつながっています。1920年代のアールデコ調のホテルは、グレート・ギャツビーのイメージ。街なかにありながらも、外の喧騒が届かない483室のゲストルームは、シックで落ち着いた雰囲気です。

キンプトン・ホテル・アレグロ
https://www.allegrochicago.com/
このほか、アメリカンブレックファストもオススメ!zoom
このほか、アメリカンブレックファストもオススメ!
ホテル1階にある、312Chicagoは本格的なイタリアンが楽しめるレストラン。
ブレックファストからディナーまで楽しむことができ、観劇の前後にも。少し早起きした朝は、ここで看板メニューの312 エッグス・ベネディクトを。スモークサーモンやオーガニックのベビースピナッチを使ってあり、朝からラグジュアリーな気分になれるでしょう。
レイクビュー地区は、ショッピング施設も充実しているzoom
レイクビュー地区は、ショッピング施設も充実している
せっかくシカゴに来たのだから、何かのショーを観なければ!と思ったら、レイクビュー地区にあるブライヤー・ストリート劇場へ。ここはブルーマン・グループのショーが開催されている常設のシアターです。顔を青く塗った3人組の男性、ブルーマンによるショーは、一言も言葉を発しないので英語力不要。淡々と繰り広げられるコミカルなパフォーマンスは、日本人にも笑いのツボが合います。前方の席に座るとポンチョが渡され、ドキッとしますが、ほとんど汚れることはないのでご安心を。シカゴでは15年以上もロングランを続けているブルーマン・グループのショーは、他ではラスベガス、オーランド、ボストン、ニューヨーク、ベルリンでも常設公演しています。

ブルーマン・グループ
https://www.blueman.com/chicago/buy-tickets
ハリソン・フォードの映画「逃亡者」のクライマックスシーンはここで撮影された!ちなみにハリソン・フォードはシカゴ出身。zoom
ハリソン・フォードの映画「逃亡者」のクライマックスシーンはここで撮影された!ちなみにハリソン・フォードはシカゴ出身。
ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ全米第3位の街、シカゴには「アンタッチャブル」「逃亡者」「ダークナイト」など映画のロケ地もたくさんあります。シカゴフィルムツアーは、約2時間かけてシカゴで撮影された映画のロケ地を巡ります。バスの中では、映画のシーンがモニターで上映され、ガイドさんの熱弁を伺いつつ実際の撮影場所へ。このツアーでは、バスから降りることはありません。なので歩くことなくシカゴの街を見ることができ、疲れている時や天気の悪いときなどの観光に活用するといいでしょう。

シカゴ・フィルムツアー
https://chicagofilmtour.com/
インスタ映えバッチリなカクテルのあれこれzoom
インスタ映えバッチリなカクテルのあれこれ
暮らす感覚で街歩きを楽しみたければ、シカゴ中心部から電車で約20分の所にあるローガン・スクエアへ。緑豊かな住宅街には、個性的なショップやカフェが点在しており、おしゃれな若者や地元の人でどの店も賑わっています。

そんな中、まだ明るい時間から混み合っているのが、ロスト・レイクという、ティキ・バー。ティキ・バーとは、ポリネシアをテーマにしたバーのことで、店内に一歩踏み入れると、そこは常夏のハワイ!ビーチハウスのような空間に、トロピカル・カクテルがマッチしています。ロスト・レイクは、料理界のアカデミー賞と言われるジェームス・ビアード財団賞において、優れたバー部門で準優勝(2016年、2017年、2018年)を獲得するなど、様々なアワードに輝くバー。普段はビールかワイン、なんていう人もここでは、ハイビスカスの花やフルーツの飾られたカクテルを楽しんでみては?

ロスト・レイク
http://www.lostlaketiki.com/
ハイボールも楽しめる、日本の居酒屋風なレストランzoom
ハイボールも楽しめる、日本の居酒屋風なレストラン
スノップな人たちが集うのは、ロングマン&イーグル。ここはブレックファストからバータイムまで、長い時間過ごすことができる、ファーム・トゥー・テーブルのレストランバー。6室のホテルも併設されているので、このエリアをじっくり楽しみたい人にはもってこいの環境。

ロングマン&イーグル
http://www.longmanandeagle.com/

まだまだ団体の観光客がいないシカゴでは、ゆっくりと街歩きを楽しむことができます。
様々な地域に足を運んで、オリジナルなシカゴを楽しんでみましょう。

取材協力:
イリノイ州観光局
https://www.enjoyillinois.com/jp/
シカゴ観光局
https://www.choosechicago.com/
トラベルジャーナリスト:松田 朝子
頭の中は、旅と猫とアルゼンチンタンゴで占められているトラベルジャーナリスト。日本旅行作家協会所属。大好きな地層と砂漠と赤い岩山のあるアメリカに良く出没。

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