旅の扉

  • 【連載コラム】ヘルシー目線でアジアの旅をスナップ!
  • 2019年4月18日更新
Asian Wellness Journey アジアン・ウェルネス・ジャーニー
ライター・エディター:河辺さや香

超高層都市のイメージが変わる!香港初のシティリゾートでエコステイ

©マリオット・インターナショナルzoom
©マリオット・インターナショナル
超高層ビルが立ち並ぶ香港に、初のシティリゾートホテル「香港海洋公園マリオット・ホテル」が2018年10月にオープンしました。場所は、オーシャンパークステーション(海洋公園駅)直結。香港島の中心地・アドミラルティ(金鐘)からMTR サウスアイランドライン(南港島線)で1駅3分という、好立地です。実際に宿泊して体験した、エコステイの様子を紹介します。
ラグーン・プールには3つの棟からアクセス可能。©マリオット・インターナショナルzoom
ラグーン・プールには3つの棟からアクセス可能。©マリオット・インターナショナル
いい意味で“香港っぽさ”がないリゾート感

ホテルに到着したときに真っ先に抱いたのは、「香港っぽくない!」という印象でした。香港といえば圧倒的に超高層ビルのイメージが強く、実際それまでに宿泊したホテルは全て高層だったからです。開放感のあるロビーを抜け、広大なラグーンプールを目の前にした途端、どこか別のリゾート地に訪れたような気分になりました。これが市街中心地からたった1駅の場所で叶うのだから、とっておきの穴場を見つけた気分です。
クラブ棟の「エグゼクティブMクラブ」 ©マリオット・インターナショナルzoom
クラブ棟の「エグゼクティブMクラブ」 ©マリオット・インターナショナル
ビジネスからファミリーまで、幅広い層にぴったり

ホテルはピア棟、クラブ棟、マリーナ棟の3つの棟から構成されていて、それぞれ雰囲気が異なるのが特徴。もし大人同士のステイなら、クラブ棟がおすすめです。国際的に有名なインテリアデザイナー、ピーター・レメディオスが手がけた内装は、温かみのあるナチュラルな配色。クラブラウンジでは落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと朝食をとることもできます。

子ども用のバスローブと、「香港海洋公園」のキャラクターがお出迎え!マリーナ棟のデラックスルームにてzoom
子ども用のバスローブと、「香港海洋公園」のキャラクターがお出迎え!マリーナ棟のデラックスルームにて
ファミリーでの滞在なら、海洋公園をテーマにした客室があるピア棟かマリーナ棟へ。流線型のインテリアや海にインスピレーションを受けたデコレーションは、心をゆったりと落ち着かせてくれるような癒やし効果です。また「香港海洋公園」とコラボしたお部屋や、あらかじめ入場料がパッケージになっている宿泊プランも。用意されているオリジナルのコラボグッズや子ども用のアメニティは、このホテルだけの特別仕様なので、旅がますます思い出深いものになるでしょう。


「香港海洋公園」は動物とのふれあいやアトラクションで楽しめる、アジアを代表するテーマパーク。様々なアドベンチャー体験をすることができます。また、生物の保護活動を行っていることでも知られています。
「香港海洋公園マリオット・ホテル」は「香港海洋公園」と特別なパートナーシップの元に開業したホテル。そのため、環境教育プログラムやワークショップなどが充実しています。また「香港海洋公園」には子どもだけで遊べるプログラムもあるので、大人はその間にホテルのプールサイドでゆっくり休息、というのも可能です。
ホテルオリジナルのミネラルウォーターzoom
ホテルオリジナルのミネラルウォーター
環境に配慮した仕掛けが館内のあちこちに

環境に気遣ったホテルだということも好感が持てました。夏でも建物を涼しく保つ省エネ素材をホテル正面のデザインに採用していたり、館内の壁には木材ではなく竹材が使われている部分もありました。他にも雨水を収集してリサイクルするエリアや、無農薬の作物を栽培している屋上庭園もあるとか。お部屋に備えてあるミネラルウォーターは珍しい紙パックタイプで、これはペットボトルの使用を軽減するエコ対策だそうです。外から見ただけではわからないことばかりですが、小さなことから実践している意識の高さに感心しました。
ピア棟およびマリーナ棟にある「ウィスカーサブマリンベッドルーム」 ©マリオット・インターナショナルzoom
ピア棟およびマリーナ棟にある「ウィスカーサブマリンベッドルーム」 ©マリオット・インターナショナル
覚えておいて損はない、穴場のシティリゾート

午前中はのんびりプールで過ごし、午後は市街中心地へクイックアクセス。夜遅くまで遊んでも、セントラル(中環)からタクシーで15分という気軽さ。抜群の立地だから、こんな香港の楽しみ方も可能です。たとえ「香港海洋公園」へ出向かなくても、覚えておいて損はないシティリゾートだと思いました。

ビジネスからレジャーまで、全方位に対応しているのも魅力。ぜひ香港のホテルリストに加えてみてはいかがでしょうか。

ホテルの詳細:香港海洋公園マリオット・ホテル
https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/hkgop-hong-kong-ocean-park-marriott-hotel




ライター・エディター:河辺さや香
出版社勤務、北京・上海・シンガポールでの生活を経て、現在は東京を拠点にフリーランスとして活動中。アジア女性ならではのヘルシー&ビューティーなライフスタイルに関心を持ち、漢方養生指導士(漢方スタイリスト)や養生薬膳アドバイザー、他にジュニア野菜ソムリエの資格も持つ。各媒体に旅、食、料理、健康にまつわるトピックスを執筆中。“アジアを旅するライターユニット”Tom☆Yam(http://www.team-tomyam.com/)のメンバー。
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