旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2017年12月11日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

わくわくが止まらない! 初めてのドバイ(9)今、もっともHOTなビーチリゾート

ジュメイラ・ビーチ・レジデンスの公共ビーチ。すぐ裏手にショッピングモールやレストランがあります。zoom
ジュメイラ・ビーチ・レジデンスの公共ビーチ。すぐ裏手にショッピングモールやレストランがあります。
寒い日本を脱出して、暖かいビーチリゾートでのんびりしたい!
本格的な寒さを迎え、そんなことを思う今日この頃。ドバイの旅コラム、第9回はドバイで今、注目のビーチリゾートのご紹介です。

ドバイ・ビーチ化計画が着々と進行中!

かつて小さな漁村だったドバイの海岸線は、長さ70kmほどしかなかったのだそう。その海岸線をリゾート開発することで最終的には1,100kmにまで延長するビーチ化計画が現在進行中です。
でも、ドバイというと大富豪のリゾートのイメージがありませんか? ところが、普段着で遊びに行けちゃう、カジュアルなビーチの人気がじわじわと上昇中なのだそうです。
ビーチに隣接するモールには、日本でも人気のショップのほか映画館も。zoom
ビーチに隣接するモールには、日本でも人気のショップのほか映画館も。
地元ドバイの人はもちろん、ツーリストの間でも注目度が高まっているのが、ジュメイラ・ビーチ・レジデンスににある『The Beach(ザ・ビーチ)』と呼ばれるエリア。ここは公共ビーチにショッピングモール、レストラン、シネマコンプレックスなどが一体となった屋外型の複合施設。ビーチロードはロサンゼルスのウエスト・コースト、サンタモニカをイメージして整備され、比較的リーズナブルな3~4つ星ホテル、滞在型のレジデンスタイプのホテルが多いことも特徴です。

ビーチ、ショッピング、街遊びまで思いのまま!
サンタモニカをイメージして整備された海岸線。ここなら長期滞在の夢がかなうかも。zoom
サンタモニカをイメージして整備された海岸線。ここなら長期滞在の夢がかなうかも。
そのせいかファミリーやグループの人が多く、いい意味での生活感がありカジュアルな雰囲気。ビーチのすぐ近くまで遊歩道とテラスが迫り、芝生の公園やアスレチックエリアもあります。その日の気分で海で遊んだり、ショッピングに興じたり、映画を見に出かけたり、そんな過ごし方がここではできそうです。
完成間近の大観覧車が目の前に迫ります。天蓋付きのベッドがあるガゼボを借り切って1日過ごしてみたい!zoom
完成間近の大観覧車が目の前に迫ります。天蓋付きのベッドがあるガゼボを借り切って1日過ごしてみたい!
レストラン、カフェはステーキ、シーフードからファストフード、寿司バー、スイーツまで約40軒。おなかの空き具合とその日の気分でお好み次第です。この日のランチは、インド料理を選んでみました。なにを食べても美味しく外れの少ないドバイで、特にエスニック系はレベルが高く大満足でした。
遠浅のビーチに浮かぶ遊具。スポーツジム、アスレチックエリア、公園も整備されています。zoom
遠浅のビーチに浮かぶ遊具。スポーツジム、アスレチックエリア、公園も整備されています。
清潔なシャワーとトイレは、女性にも安心

シャワーやトイレの設備も完備し、特にトイレは公共のビーチとは思えないくらいきれい! これなら安心して使えます。今回の旅で感じたのは、ビーチ以外でも博物館、ショッピングモールなど公共施設のどこもとても清潔なこと。女性にとって初めて旅する国では気になる場所だけに、その不安がないのはとてもうれしいことです。
この美しい建物はシャワーとトイレ。公共のビーチとは思えないほどおしゃれできれい!zoom
この美しい建物はシャワーとトイレ。公共のビーチとは思えないほどおしゃれできれい!
●The Beach(ザ・ビーチ)
http://www.thebeach.ae/


カジュアルステイが、これからのドバイの楽しみ方

The Beachがあるエリアから、街の中心のダウンタウン・ドバイまではトラムやメトロの公共交通機関を使えば約30分。ラグジュアリーホテルで過ごす旅はドバイらしくてもちろんいいけれど、こういうカジュアルなリゾートに少し長めに滞在し暮らすように過ごす旅も楽しそう。2回目、3回目のドバイなら特にオススメ。新しいドバイの魅力を発見できるに違いありません。

【取材協力】
●ドバイ政府観光・商務局
https://www.visitdubai.com/ja
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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