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- 美しい珊瑚の海をひとりじめ! 穴場のリゾート 奄美大島5日間の旅 Vol.1
旅の扉
- 【連載コラム】旅は続くよ、いつまでも
- 2017年9月26日更新
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- トラベルライター:渡辺裕希子
美しい珊瑚の海をひとりじめ! 穴場のリゾート 奄美大島5日間の旅 Vol.1
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- キレイな海を眺めながらのんびり過ごしたり、ときにはシュノーケリングを楽しんだり。そんな旅がしたい時に、ぴったりのディスティネーションはどこだろう。ハワイ? それとも沖縄? どちらも大好きなのですが、今回選んだのは奄美大島。2014年にバニラエアの直行便が就航して以来、注目度が急上昇している鹿児島県の離島です。
奄美大島を訪れたのは3回目。前回は6年前に2泊3日、その前は母のお腹〜生後2カ月までを過ごしました。さすがに赤子時代の記臆はありませんが、6年前の旅では天気に恵まれなかったにもかかわらず、どこまでも透き通った海や濃密なマングローブの森に感動した思い出があります。
今回は、奄美大島からさらに南にある離島・加計呂麻島での1泊も加えた4泊5日のゆったりプラン。南の島らしい青空に期待しつつ、機上の人となりました。
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- 宿泊した「奄美ばしゃ山村」前のビーチ。空港から車で10分ほど。リゾート老舗のホテル
- 夕暮れ時の静かな海で、浄化される
飛行機の到着が1時間半遅れるというトラブルがあり、ホテルに到着したのは午後6時ごろ。「早くしないと陽が沈む!」と焦っていたのですが、この景色を前に息を呑みました。神秘的な夕暮れの海に吸い寄せられるように、一歩ずつ海の中へ。腰の高さほどまで進むと、見えるのは橙色の空に煌めく水平線、聞こえるのは穏やかな波の音だけ。さっきまで時間を気にしていた自分は消え去り、心も身体も浄化されていくようです。
奄美に、戻ってきたんだ。
陽がすっかり沈んだ後は、誰もいないプールへ。
上弦の月を見上げながら、素晴らしい旅の予感に包まれていました。
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- 「奄美ばしゃ山村」にあるレストランAMAネシアの鶏飯
- 名物の「鶏飯」
奄美の名物といえば、鶏飯。白いご飯に鶏肉・錦糸卵・椎茸・パパイヤの漬物・刻み海苔・ねぎ・タンカンの皮などを載せ、丸鷄からとったスープをかけて食べる、お茶漬けのような郷土料理です。
奄美大島での一食目は、この鶏飯と決めていました。宿泊した「奄美ばしゃ山村」には、鶏飯が美味しいレストランが併設されているのです。後で知ったのですが、私がお腹にいる時に、両親もここの鶏飯を食べに来たそう。40年も前から地元では評判の店だったんですね。
濃厚なのにさっぱりとしたスープは、じんわりと身体に染み渡る優しい味わい。黒糖焼酎も頂き、至福の夕食となりました。
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- テラス席があり、朝食やランチタイムには絶景が楽しめる
- 翌朝、目覚めると待っていたのは澄んだ青空と海!足がつくほどの浅い場所でも、小さな魚が気持ちよさそうに泳いでいます。まだまだ遊びたい気持ちを抑えて、お昼前に出発。日本で二番目の規模を誇るマングローブの森、そして加計呂麻島へと向かいます。
奄美ばしゃ山村
〒894-0508 鹿児島県奄美市笠利町用安1246-1
0997-63-1178(9:00~18:00)
http://basyayama-mura.com