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  • 2017年8月14日更新
リスヴェル旅コラム
Editor:リスヴェル編集部

銀座でステイケーション① この夏はザ・ペニンシュラ東京で体験

笑顔の素敵なページガールがお出迎えzoom
笑顔の素敵なページガールがお出迎え
遠出する国内旅行や海外旅行とは異なり、自宅近くの宿泊施設に滞在して非日常を楽しむ新しい旅のスタイル、最近海外で人気を集める「ステイケーション」の魅力を紹介します。

ステイケーションとは、滞在を意味する“Stay”と休暇を意味する“Vacation”を組み合わせたアメリカ発の造語。遠出をする旅行とは異なり、自宅近郊の宿泊施設に1〜2泊滞在して、バケーションを楽しむことを言います。最近海外では人気を集める旅行形態ですが、日本ではまだあまり浸透していません。そこで、ステイケーションとはどんな感じなのか、RISVEL編集部から程近い都内の素敵なホテル「ザ・ペニンシュラ東京」で1泊2日のステイケーションを体験してみました。
”本物の和”を感じられる美しい空間が広がるロビーzoom
”本物の和”を感じられる美しい空間が広がるロビー
厳しい暑さが続く夏の銀座。ページガール(ゲストを出迎えてくれるスタッフ)の優しい笑顔に迎えられて到着したザ・ペニンシュラ東京のロビーは、土日祝に演奏されるという琴やフルートなどの音色が響き、昇龍と宇宙をイメージしたオブジェ「臥龍の門」が和のしなやかさと力強さを表現しており、まるで舞台のような華やかな世界へ舞い降りたかのよう。これからの滞在にワクワクした気持ちになります。

アフターヌーンティーで賑わうコンチネンタルダイニング「ザ・ロビー」を抜けて、左手のフロントデスクに進むと、優しいなアロマの香りに包まれました。その香りはエアアロマ社の「ゴールデンガーデン」という、カモミール、ラベンダー、ベルガモット、オレンジ、シダーウッド、ローズウッドをブレンドした香りで、心身に優しく届きリラックス効果があるそうです。エレベーターホールは訪日外国人が多く、すでに自分も訪日旅行者の一人になったかのような旅情気分に。

※ 演奏は土日祝の14:20-15:00、15:20-16:00
エレベータ前に展示されている現代アート。その脇にさりげなく座れるようになっている。zoom
エレベータ前に展示されている現代アート。その脇にさりげなく座れるようになっている。
今回宿泊したのは客室面積54㎡という広々とした17階のプレミアルーム。
部屋に入ると天井から床まである大きな窓から、慣れ親しんだ場所の景色、日比谷シャンテや首都高速を見渡せます。
随所に和の装飾が施された客室は、ベッドルーム、バスルーム、独立型ドレッシングルーム、いずれもシンメトリーなインテリアデザインで、美しいだけではなく心地良く落ちつきます。

目に付くのはベッドルームを仕切る1枚板のトチの木の引き戸。
自然の造形美と温もりを感じさせます。
見慣れた景色が眼下に広がっているにもかかわらず、気分はすっかり旅行者としてこの非日常の空間を感じていました。
広々とした17階のプレミアルームが今回のステイケーションの基地zoom
広々とした17階のプレミアルームが今回のステイケーションの基地
実際に泊まってみないと分からないことって色々あります。
“静”を感じさせる落ちついた客室には、使い勝手のよい最新技術が導入されています。
ホテル業界の中でも唯一社内に独自の技術開発部門を設けるザ・ペニンシュラホテルズ。客室内のテクノロジーはゲストの快適性を徹底的に追求しているものうなずけます。バスルームには、スパの雰囲気を醸しだす癒しのライティング効果と、ヒーリングミュージックが流れるスパモードがあり、夜のバスタイムが今から待ち遠しいです。

午後3時にチェックインしてから夕食までの時間、遠方から到着されたゲストは客室でゆっくり寛ぐ方が多いそうなのですが、私は電車で15分のところから来たので移動による疲れもなく、時差ぼけもない!っということで日頃の運動不足を解消すべくフィットネスセンターで汗を流し、プールで涼もうとホテルの施設をフルで活用することにしました。
皇居外苑や日比谷公園を望む都会のプールは憧れの場所zoom
皇居外苑や日比谷公園を望む都会のプールは憧れの場所
フィットネスセンターとスイミングプールは、宿泊者は無料で利用することができます。24時間営業のフィットネスセンターには、テレビとサウンドシステムを備えたテクノジム社製の最新機器やウェイトトレーニング用の機器が完備されている他、予約すればパーソナルトレーナーが効果的なトレーニング法のアドバイスやレッスンも行ってくれるそうです。

気持ち良い汗をかいた後はプールでクールダウン。
全長20mの温水プールからは窓一面に皇居外苑や日比谷公園の眺望が広がっています。
「どちらのお席にしますか」と優しく声をかけていただき、正面に見えた屋外テラス席を希望すると丁寧にバスタオルを敷いてペットボトルウォーターを用意してくれました。
屋外テラス席に出てみるとそこは普段仕事着で歩く見慣れた日比谷交差点を見渡す特等席。
そしてその先には皇居のお堀と緑豊かな景色が広がっています。
先週この日比谷交差点の横断歩道を渡っている自分がいたのに…zoom
先週この日比谷交差点の横断歩道を渡っている自分がいたのに…
ステイケーションの魅力は、日常の世界が目の前に広がっているにもかかわらず、非日常の世界に身を置いているという不思議な感覚。どこか遠くにやってきたような旅情感がある一方で、見慣れた景色の中に身を置く安堵感。バスローブに身を包みリラックスしている自分を俯瞰でみるとなんとも言えない違和感を感じながらもなぜか心地良い。渡航先のラグジュアリーホテルで寛いでいるよりも、ずっとずっと贅沢をしているような不思議な気分に浸っていました。


取材協力:ザ・ペニンシュラ東京

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