旅の扉

  • 【連載コラム】空旅のススメ
  • 2016年8月28日更新
あびあんうぃんぐ
航空ライター:Koji Kitajima

感動のインフィニティプールでスタイリッシュなバカンスを『アヴァニ リバーサイド バンコクホテル』

朝の幻想的なインフィニティプールzoom
朝の幻想的なインフィニティプール

リゾート感を味わえるアナンタラ リバーサイドホテルの次は、すぐ後ろに建つモダンな『アヴァニ リバーサイド バンコクホテル』に宿泊します。
同じマイナーグループのホテルで、今年4月にオープンしたばかり。
全客室がリバービューになっています。

このホテルに泊まると、アナンタラのラグジュアリーさとはまた別の驚きの声があがります。
フロントは11階です。エレベーターを降りた瞬間、正面から明るい光が飛び込んできます。天井まである大きな窓からは、真っ青な空とチャオプラヤ川の大パノラマが!
まばゆいばかりに明るいロビーは、水の演出があり、ハイシールを上手く使ったオブジェなど、非常にスタイリッシュです。
ソファーに座ったままチェックインを済ませると、ここでもドリンクと冷たいおしぼりのサービスがあり、ひと心地つくことができました。

明るくハイシーリングな空間がスタイリッシュなロビーzoom
明るくハイシーリングな空間がスタイリッシュなロビー

部屋に入ってみると、窓の大きさに驚きました。リバービューのジュニアスイートで、正面が窓になっている非常に広々とした66㎡の角部屋です。
部屋のコーナーに沿って窓が大きく取られているので、明るく開放的で、ワイドな眺めを独占できます。
48インチのLED液晶画面のテレビからは、ヒーリング音楽が流れており、画面には、Welcomeの文字と共に、自分の名前が表示されているのに驚きました。

夜になって部屋に戻ってみると、昼間の雰囲気とは一変しており、暗がりの中に静かで広い空間が広がっていて息をのみました。部屋の明かりを消してベッドに横になってみると正面にこの窓があり、カーテンを開けたまま寝転んで見る夜景は、非日常を感じるに充分な時間です。高層ビルの中に浮かんでいるようななんとも言えない開放感。
景色もこの部屋のインテリアのひとつになっているようでした。

バスルームは、バスタブとシャワールームが別々になっています。洗面台も2つあり、広々として使い易いです。バスタブは壁全面が窓になっていますので、非常に開放的。
夜、真っ白なバスタブに浸かりながら外を見ると、遠くに市街地の高層ビルの夜景が見えていました。
朝の明るい光に照らされたチャオプラヤ川もまた綺麗でした。バスタブに浸かりながら川を行くボートなどを眺めながらゆったりとぼんやりした時間を過ごすのも、このバスルームならではの贅沢です。

白を基調としたジュニアスイートルームzoom
白を基調としたジュニアスイートルーム

お勧めと言われていた最上階26階にあるインフィニティプール。ここでもまた、感嘆の声をあげることとなりました。
インフィニティプールは、プールの水面が海など周りの景色と一体化したプールのことですが、川であってもその雄大さは変わりません。
受付を済ませると、スタッフがバスタオルを持って空いたデッキチェアへ案内してくれます。
宿泊者限定ですので、意外にゆったりとしています。

デッキチェアに座ってみると、水面の先にバンコク市街の高層ビル群が輝いて見え、空に浮かんでいるような初めてのなんとも不思議な感覚になります。

プールに入って泳いでみると、水面とチャオプラヤ川が一体化して見えます。この雰囲気は泳いでみないことにはわかりません。26階から眺める市街地とチャオプラヤ川は、地上にいる時とまったく違って見え非常に新鮮でした。

一番端まで行って外を見ると、下には昨日宿泊したアナンタラ リバーサイドホテルが見えています。昨日その雰囲気と広さに感動した緑の中の癒しのガーデンプールも見えています。
船着場から、アジアティーク ザ リバーフロントとサパーンタクシン駅を結ぶボートも見えました。
専用シャトルボートは、アヴァニ リバーサイドホテルの宿泊者も利用可能とのことですので便利です。

再びデッキチェアに戻り、心地いい風に吹かれながら、水面と市街地の不思議な光景を見ていると非常に優雅で幸せな気分に。これこそ大人の為の癒しのプールです。
あまりに快適で心地よく、泳ぐ合間に本を読むなどゆったりと過ごしていると、いつしか陽が落ちて、また違った美しさに出会えました。 



プールサイドではドリンクを注文し、ゆったり過ごせますzoom
プールサイドではドリンクを注文し、ゆったり過ごせます

26階には、ルーフ トップ バー「ATTITUDE」もあります。
室内エリアと屋外テラスエリアとにわかれており、どちらからも存分に夜景が楽しめます。
室内エリアは天井からのガラス張りの窓になっています。屋外にいるかのような足元までの夜景を堪能しながら、スタイリッシュな様々な形のチェアに座って、お洒落な時間を過ごせます。
開放感溢れる屋外テラスエリアには、夜景に向かって置かれた大きなソファ席もありますので、カップルでゆったりと過ごすには最適です。

近年人気の憧れのルーフトップバーですが、その人気さゆえに混んでいるのも仕方ないと思いがちでしたが、ここ「ATTITUDE」は、7月にオープンしたばかりです。
今はまだ日本の旅行雑誌などにも載っていませんので、まさに穴場です。

開放的なテラスで気持ちのいい風にあたり、美しい夜景とカクテルで、想い出に残る最高に贅沢な時間を過ごすことができました。

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ドレスコードのある憧れのルーフトップバー

朝6時にオープンするプールサイドに足を運んでみました。
誰もいない静かな場所に漆黒の闇から紫色の空が現れ、ピンクに変わり明るくなります。
色の移ろいがすぐに水面に現れます。その瞬間は、川とプールだけでなく、まるで空までも一体になったような、幻想的な光景です。いつまでもここに居たい、またこの景色を見たいと思いました。

朝食はハイシーリングの開放的な空間「SKYLINE」で摂ります。
朝日に眩しくキラキラと光る川面を眺めながらの食事は気持ちがいいです。
料理の種類も多く、飽きさせません。天井までの大きな窓からの朝日を浴びながら、好きなだけ南国のフレッシュフルーツを楽しむ。なんとも贅沢な時間です。

アヴァニ リバーサイド バンコクホテルには、館内に飲食施設が4か所あります。他にスパやフィットネスもあり、こちらもアナンタラ リバーサイドホテルと同様、チェックアウト後も利用することができるようになっています。
またブリッジで繋がっているアナンタラ リバーサイドホテルの飲食施設はもちろん、ホテルに直結するリバーサイド・プラザにもレストランやショップが多数ありますので、バンコク市街に出なくても充分に楽しむことができます。

スイーツや軽食も充実していますzoom
スイーツや軽食も充実しています

最終日は、船を使って観光に出るのも楽しいのですが、夕方までインフィニティプールでゆっくりして、シャワーを浴びさっぱりしてから、ルーフトップバーで軽く夕食を摂り、そしてタクシーで空港へ向かうという最高に贅沢な時間を過ごすのもお勧めです。

アナンタラとアヴァニ、同じ場所にありながら全く違った雰囲気のホテルでした。どちらが好きかと聞かれると、あまりに両極端過ぎて答えに詰まります。

どちらも非常に魅力のあるホテルですので、両方に泊まるのが、一番正解かもしれません。どちらも泊まるだけでない、上質な大人のホテルステイを楽しむ価値のある場所のように感じました。



アヴァニ リバーサイドバンコクホテル
HPはこちら⇒ http://www.minorhotels.com/en/avani/riverside-bangkok

住所 : 257 Charoennakorn Road, Thonburi, Bangkok 10600, Thailand
電話 : +66 2431-9100
E-Mail: riverside.bangkok@avanihotels.co

航空ライター:Koji Kitajima
大阪府出身。幼少期より空への憧憬の念を持ったまま大人になった、今や中年の航空少年。
本業のかたわら情報を発信しています。週末は航空ライター兼ブロガーとして活動中。
旅のモットーは、「航空旅行を楽しまないと旅の魅力は半減です。旅の楽しみは空港から始まる」です。

ブログ「あびあんうぃんぐ」:http://blog.livedoor.jp/avianwing
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