旅の扉

  • 【連載コラム】空旅のススメ
  • 2016年8月22日更新
あびあんうぃんぐ
航空ライター:Koji Kitajima

ラグジュアリーな大人のリゾート『アナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾート&スパ』

チャオプラヤ川から見たアナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾート&スパの全景zoom
チャオプラヤ川から見たアナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾート&スパの全景

バンコクには、過去にも行っていますので、水上マーケットや寺院、パワースポット巡りなど定番の観光地には何度か訪れています。そこで今回は日程が短いこともあり、ホテルでゆっくりと過ごし、日頃の疲れを癒すことを一番のテーマにしました。
そんな気分で選んだホテルが『アナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾート&スパ』です。
チャオプラヤ川沿いに建つこのホテルは、賑やかなバンコク市内にいるとは思えないような静けさの中に身を置くことが出来ると評判の、5つ星のリゾートホテルです。

空港からはホテルのリムジンかタクシーでもいいのですが、最初からリゾート気分に浸れる、無料の専用シャトルボートでの来訪をお勧めします。
BTSスカイトレインのサパーン・タクシン駅に隣接する桟橋から約15分の船旅。これがなかなか快適です。
黒い屋根にANANTARAと書かれたボートに乗り込み、気持ちのいい風に吹かれながら両岸に広がる異国の景色を眺めてのんびりと過ごす時間は最高です。緑で覆われた中にオレンジ色の屋根のホテルが見えてきたら、専用の桟橋に到着です。 

桟橋に着くと、夜にはたいまつが灯されてゆったりとソファーでくつろげる「ロング テールバー」があります。
その先には、バンコクで他にはない程の広さを誇るガーデンプールが見えます。
熱帯の木々に囲まれ、癒し効果は抜群です。毎晩18時からはプールサイドでタイ舞踊を鑑賞することもできます。

木々の木漏れ日の中で泳ぐ、これぞリゾートと言えるプールzoom
木々の木漏れ日の中で泳ぐ、これぞリゾートと言えるプール

広大な敷地内には、チャオプラヤ川の支流が流れ込んでいます。よく見ると、魚や大トカゲの姿も。
先程までの市街地の喧騒が嘘のような静けさの中、熱帯植物と色鮮やかな花や鳥のさえずりにも迎えられ、桟橋からロビーまで歩く間に、リゾート地に来ているような気分になっていました。

チェックイン時には、冷たいおしぼりにマンゴージュースとキャラメルのサービスがあり、暑さが一気にひいていきました。広々としたロビーには、ソファーと共にタイの三角枕が置かれています。
あちらこちらに色鮮やかな南国の花が飾られ、たくさんの緑と水の音。格式のあるホテルならでは伝統的なタイの穏やかでゆったりとした空間でした。

格式のあるロビーとウェルカムドリンクのサービスzoom
格式のあるロビーとウェルカムドリンクのサービス

部屋に案内されると、大きなベッドの上でタオルアートの象が迎えてくれました。
室内はゴージャスなシルクのファブリックを使用したタイの雰囲気の落ち着いたインテリアです。
バスルームは広く、大きなバスタブとシャワーブースは別になっています。
各部屋には無料で使える持ち出し可能なスマートフォンが用意されています。テザリング機能が付いていますので、外出時にはWi-Fiスポットを探す手間もなく、自分のスマホやタブレットでいつでも無料でインターネットに繋ぐことが出来ます。また通話も国内はもちろん、日本への国際電話も無料でした。

泊まった部屋は、リバーサイドではないものの、バルコニーに出てみるとチャオプラヤ川と船が見えていました。正面には木々の隙間からガーデンプールが見え、癒される眺めです。

部屋には全室バルコニーが付いていますzoom
部屋には全室バルコニーが付いています

川沿いのオープンなレストラン「リバーサイド テラス」での朝食ブッフェは、バンコクの数あるホテルの中でも一番ではないかと言われている程の人気だそうです。このホテルを選んだ理由のひとつに、朝食の評価が高いこともありましたが、想像以上の充実ぶりでした。
料理が非常に多彩で、食べたい物を全て食べるには何泊かしなければなりません。オープンキッチンにはシェフの人数も多く、あちこちで出来立ての料理を提供してくれています。こんなライブ感あふれるブッフェは見たことがありませんでした。

夜には、プールサイドのものとは違う多くの伝統的なタイ舞踊ショーも楽しめます。
リバーサイドなので眺望が素晴らしく、気持ちのいい環境の中で食べることができます。

見て食べて楽しいライブ感ある朝食zoom
見て食べて楽しいライブ感ある朝食

市街への移動も便利で快適でした。市街で観光などをした後には、またホテルの専用シャトルボートに。船の上から緑に囲まれたホテルが見えると、毎回、家に帰って来たような何とも言えない安堵感に包まれます。
チャオプラヤ川を挟んで斜め向いにある人気のナイトマーケット 「アジアンティーク ザ リバーフロント」にも、このシャトルボートを使えば気軽に行くことが出来ます。アジアンティークで思い切り遊んだ後、駅に向かうボートの長蛇の列に並ぶことなく、ホテル専用のシャトルボートでゆったりと帰って来られるのは、空港の優先搭乗のような気分です。

「アナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾート&スパ」は、環境や施設が素晴らしいだけでなく、スタッフもとても親切でフレンドリーです。すれ違う度に手を合わせて笑顔でサワディッカーの挨拶をしてくれます。
日本人のスタッフも2名おり、サポート体制は万全ですので、安心して滞在することが出来ます。

今回の旅のテーマ「日頃の疲れを癒すこと」に欠かせないのがスパです。「アナンタラ スパ」は世界中に展開する最高級スパチェーンです。スパの入口へは、ホテルの館内直結ではなく、バリのような雰囲気の中の小みちを進んで行きます。緑に囲まれたヒーリング空間の中、厳選されたアロマの香りに包まれる場所。
まさに大人の癒し空間です。
カップルルームもありますので、夫婦や友人と2人で予約する方も多いとのこと。バンコク市街の喧騒を忘れ、至福のリラックスタイム。この上ない贅沢です。

極上スパと本格的なフィットネスzoom
極上スパと本格的なフィットネス

館内には24時間利用することのできる本格的なフィットネスクラブもあり、中庭の緑を目にしながら身体を動かすのは非常に気持ちがいいです。
ここでは、チェックアウト後も追加料金不要で施設を利用することができます。
スーツケースをフロントに預け、時間までそのままのんびりフィットネス、プール等館内施設を利用し、空港へ行く直前にシャワーを浴びることも可能。
帰国便は深夜発が多いので、レイトチェックアウトにする必要のないこのサービスは嬉しいです。

敷地内には「ベニハナ」「トレーダー・ヴィックス」をはじめとした10種類もの多彩なレストランや、本格的なタイ料理を味わいながらクルーズを楽しめる「マノーラ・ダイニング・クルーズ」などもあります。これだけ広大な敷地を持つホテルはバンコクには他に見当たりません。
ホテルの中だけでバカンスを過ごす為に訪れる人も多いのだとか。
市内に居ながらにして、飛行機を乗り継いでいくプーケットにいるかのようなリゾート気分を味わえるのはバンコク随一と言えます。
欧州、特にドイツからのお客様が多いのが特徴で、ラグジュアリーな気分で過ごせる世界も認める大人の高級リゾートホテルです。

LCCでも手軽に行けるようになったバンコクへ、ぜひ出掛けてみませんか。


アナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾート&スパ
http://bangkok-riverside.anantara.jp/

住所 : 257/1-3 Charoennakorn Road,
Thonburi, Bangkok 10600, Thailand
電話 : +66 2476 0022
Eメール: bangkokriverside@anantara.com

航空ライター:Koji Kitajima
大阪府出身。幼少期より空への憧憬の念を持ったまま大人になった、今や中年の航空少年。
本業のかたわら情報を発信しています。週末は航空ライター兼ブロガーとして活動中。
旅のモットーは、「航空旅行を楽しまないと旅の魅力は半減です。旅の楽しみは空港から始まる」です。

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