旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2016年1月4日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

タイ・サムイ島 ~微笑みと癒しのリゾート、サンティブリ(5)~

リゾートにいながらにして伝統的なタイ料理からコンテンポラリー料理、カジュアルランチまで楽しめます。zoom
リゾートにいながらにして伝統的なタイ料理からコンテンポラリー料理、カジュアルランチまで楽しめます。
2016年がスタートしました。

昨年の11月、そろそろ初冬を迎える日本から訪れたタイ・サムイ島の『Santiburi Beach Resort & Spa(サンティブリ・ビーチ・リゾート&スパ)』。この冬は暖冬とはいえ、乾燥した冬の東京で肩をすぼめていると、身体じゅうの力がゆるりと抜けていくようなサンティブリの暖かい空気が懐かしくなってきます。

連載5回目はそんなサンティブリで堪能した食の話題です。今回2泊3日の滞在中、到着日のランチ&ディナー、2日目の朝食&ランチ&ディナー、最終日の朝食&ランチ、そしてチェックアウトを終え出発前の軽いディナーの合計8食をすべてリゾート内でとりました。一度だけ、島内観光に出かけた折、ローカルタウンでランチをとるつもりでしたが、
「やっぱり、サンティブリでゆっくり食べよっ」
と、早々に帰ってきてしまいました。
そう思わせてくれるほど、食も大充実だったのです。

セミビュッフェスタイルのブレックファストルーム『Vimarnmek(ヴィマーンメク)』
朝食は、小さな池のほとりに熱帯の花々に囲まれて立つ『Vimarnmek(ヴィマーンメク)』で。チーズ、ハム、サーモンなどの冷たい前菜やサラダ、フルーツはビュッフェで、玉子料理、タイ風のおかゆ、スープなど温かい料理はメニューからオーダーするセミビュッフェスタイルです。なかでもうれしかったのは、パイナップル、バナナ、マンゴといったトロピカルフルーツと、セロリ、ニンジンなどの野菜から好きなものを選び、その場でカットして絞ってくれるフレッシュジュース。甘みのあるフルーツにジンジャーをプラスしてみたら体がしゃきっと目覚めました。
ビュッフェとアラカルト、いいとこどりのブレックファスト。zoom
ビュッフェとアラカルト、いいとこどりのブレックファスト。
ランチからディナーまで多彩なメニューで楽しませてくれる『Rim Talay(リム・タレイ)』
サンティブリ・ビーチを見渡しながら食事を楽しめるビーチレストラン『Rim Talay(リム・タレイ)』は、2015年のリニューアルにより新たに登場した施設です。天井まであるガラス張りのダイニングルーム、ウッドデッキのテラス席、波音を間近に聞きながら過ごせるビーチサイドの席があります。
メニューはタイ人のシェフが腕を振るうタイ料理、ちょっぴりタイ風のエッセンスが加わったイタリアンなどの欧米料理、ニュージーランド&オーストラリアビーフのステーキまで実に多彩。氷詰めのショーケースに並ぶエビ、レッドスナッパー、イカなど地元で捕れた新鮮な魚介を好みの調理法で仕上げてくれる料理には、素材から自分で選ぶ楽しみがあります。また、釜で焼き上げるピザも本格的です。
ディナーではショーケースからシーフードを選び、好みの調理法で味わえます。zoom
ディナーではショーケースからシーフードを選び、好みの調理法で味わえます。
四大地方の伝統的なタイ料理を味わえる『Sala Thai(サラタイ)』
ディナータイムに本格的なタイ料理を味わえるのが、メイン棟にある『Sala Thai(サラタイ)』です。ここではタイの四大地方料理に数えられる、チェンマイを中心とした北部、イサーン地方の東北部、サムイ、プーケットに代表される豊富な魚介とハーブ類を使った南部、そしてすべてのテイストがミックスし宮廷料理の影響を受けた中央部のバンコク周辺の料理が揃います。
おすすめはやはりシーフード。フレッシュハーブとスパイスが効いた料理はとても洗練されていて、タイ王朝の伝統的な建築様式を生かしたインテリアのなか贅沢な気分とともに味わえます。
タイの伝統的なインテリアで整えられたダイニングルームと、ガーデンを見下ろすテラス席があります。zoom
タイの伝統的なインテリアで整えられたダイニングルームと、ガーデンを見下ろすテラス席があります。
プールサイドでひたすらのんびり過ごしたいときは『Pool Side Bar(プールサイド・バー)』へ
サムイ島一の広さを誇るプールサイドのバーには、スナックやカクテル、サンドイッチ、ハンバーガーなどのメニューが揃います。もちろん、地元産の魚をチャコールグリルで焼き上げたフィッシュバーガーも。ここでランチタイムを過ごしたら、午後はプールサイドのデッキチェアでひたすらのんびりと……。ずっとこのまま、やさしい空気に包まれてまどろんでいたくなりました。
プールサイド・バーでのどを潤してくれるのは、やはりタイビール!zoom
プールサイド・バーでのどを潤してくれるのは、やはりタイビール!
アフタヌーンティー、カクテルタイムのお楽しみも
午後のひととき、ロビーラウンジで提供されるのがアフタヌーンティー。島内観光に出かけたり、ビーチアクティビティーに疲れたら、ディナーまでの時間をカクテルを楽しみながら過ごすこともできます。

リゾート内にいながらにしてタイの代表的な料理から、コンテンポラリーな欧米料理、カジュアルランチまで味わえる美食のリゾートには、
「あの料理も食べてみたかった!」
と思えるメニューが、まだまだいくつもあり飽きることがありませんでした。
夕刻のひととき、ロビーラウンジでカクテルを。zoom
夕刻のひととき、ロビーラウンジでカクテルを。
タイ・サムイ島、サンティブリをご紹介するコラムも次回が最終回。最後になぜここが「微笑みと癒し」にあふれた場所なのか、今回の滞在で感じたことをお伝えしたいと思います。

Santiburi Beach Resort & Spaの詳細はこちらから。
12/12 Moo 1, Tambol Mae Nam, Koh Samui, Surat Thani, Thailand 84330
Tel: (+66)7742 5031-5038 Fax: (+66)7742 5040

●日本国内の問い合わせ:
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド日本支社
Tel: 0120-086230(無料通話)
LHW.com
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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