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  • 2015年6月4日更新
リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部

家族を捨てた父が、残してくれた家族の物語

© 海街diaryzoom
© 海街diary

決して裕福な境遇ではないけれど、四人の姉妹を見ていると、和やかな雰囲気で幸せに思えてしまう、家族に捨てられたはずなのに、どこか清々しく感じてしまうのはなぜだろうか?葛藤しながらも自分の生き方を肯定していく四人姉妹から、生きる力を感じたからなのかもしれない。
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人と人が本当の家族になるまでに積み重ねるかけがえのない瞬間を映し出す感動の映画『海街diary』が2015年6月13日(土)より全国東宝系で公開される。太陽にきらめく夏の海、燃え立つ紅葉、儚(はかな)くも美しい桜のトンネル、梅雨に濡れた紫陽花、そして再び巡る夏の鮮やかな花火 — 色とりどりの鎌倉の四季の中で、傷つけあうことで、絆を結んでいく四人姉妹。
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この映画は、吉田秋生(よしだあきみ)による「海街diary」(小学館「月刊フラワーズ」連載中)が原作。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した大人気ベストセラー・コミックスだ。「海街diary」の監督を熱望し、映像化に挑むのは、『そして父になる』で昨年第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、世界中からその新作を待ち焦がれられる是枝裕和監督。オリジナル作品を多く手掛ける是枝監督がどうしても自身で映像化したいと熱望した企画。
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《物語》
まぶしい光に包まれた夏の朝、三姉妹のもとに父の訃報が届く。十五年前、父は家族を捨てて出て行き、その後、母も再婚して家を去った。両親の代わりに三姉妹を育ては祖母もとうに亡くなり、広くて古い鎌倉の家に三姉妹だけが残った。しっかり者の長女の幸(綾瀬はるか)と、自由奔放な次女の佳乃(長澤まさみ)、マイペースな三女の千佳(夏帆)— 三姉妹は父の葬儀で訪れた山形で、中学生の腹違いの妹、すず(広瀬すず)と出会う。
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すずの母は既に亡くなっていたが、父は三度目の結婚をしていた。火葬場の煙突から流れる煙を見上げて、「やさしい人だった」ってみんな言っていたとしんみりする佳乃を、「やさしくてダメな人だったのよ」と制する幸。すずは頼りのない義理の母を支えて気丈に振る舞っていたが、姉たちから「お父さんの世話をしてくれてありがとう」と言われて、初めて涙を見せる。駅のホームで見送るすずに、幸は思わず「鎌倉で一緒に暮らさない?」と声をかけるのだった。
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『海街diary』 上映時間111分
公開日:2015年6月13日(土)より、全国東宝系で公開
監督・脚本:是枝裕和
原 作:吉田秋生「海街diary」(小学館「月刊フラワーズ」連載)
音 楽:菅野よう子
撮 影:瀧本幹也
出 演:綾瀬はるか 長澤まさみ 夏帆 広瀬すず 大竹しのぶ 堤真一 加瀬亮 風吹ジュン リリー•フランキー 前田旺志郎 鈴木亮平 池田貴史 坂口健太郎
制 作:フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
配 給:東宝 ギャガ
公式サイト:http://umimachi.gaga.ne.jp/
© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
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