旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2014年12月9日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

羽田空港「キャセイパシフィック・ラウンジ」は、新コンセプトの美食ラウンジ

滑走路を眺めながら過ごすラウンジ・タイムは、旅の楽しみのひとつです。zoom
滑走路を眺めながら過ごすラウンジ・タイムは、旅の楽しみのひとつです。
前回のグアム・コラムで、「航空会社のラウンジは、一度体験するとやみつきになる」というお話をしたばかりですが、まさにそんな気分にさせてくれるラウンジが新たにお目見えしました。

12月9日、羽田空港国際線ターミナルに開設されたキャセイパシフィック航空「キャセイパシフィック・ラウンジ」は、羽田空港に国際線を乗り入れる日系以外の航空会社としては、初の自社ラウンジです。
キャセイパシフィック航空の拠点、香港以外の自社ラウンジでは世界最大級の広さを誇ります。zoom
キャセイパシフィック航空の拠点、香港以外の自社ラウンジでは世界最大級の広さを誇ります。
3方向を窓に囲まれ、滑走路を行きかう飛行機とともに、晴れた日には富士山の姿も遠くに臨める贅沢なロケーション。「五感にやさしく響く心地よさ」をコンセプトにサクラ材、石灰石など天然素材の温かみを生かしたインテリアも特徴で、空港ラウンジというより、豪華なお宅のリビングルームに招かれたような雰囲気なのです。
滑走路の様子や、窓いっぱいに広がる景色も楽しめます。zoom
滑走路の様子や、窓いっぱいに広がる景色も楽しめます。
窓際には、ゆったりとくつろげるひとりがけの椅子、照明器具と電源ソケットを備えたテーブルが並び、パソコンが置かれたビジネスコーナーもあるので、おひとり様も、ビジネス出張の旅も、出発前のひと時を快適に過ごせます。

また、ラウンジの最大の楽しみが食事。フード・バーでは、サラダ、サンドイッチ、キッシュをはじめ、軽食やデザートメニューが充実しています。美食の国、香港を拠点とするだけに、豊富なメニューはお味のほうも期待して間違いなし。

ロゴ入りのオリジナルパン、フレッシュフルーツなどのメニューは女性に大人気。zoom
ロゴ入りのオリジナルパン、フレッシュフルーツなどのメニューは女性に大人気。
キャセイのラウンジといえば、香港国際空港で人気の「ザ・ヌードル・バー」を思い浮かべる人も多いのでは? シェフ自らが作る担々麺、ワンタンメンなど、できたての本格麺料理も、もちろん登場します。

さらに、午前11時までは和朝食やフレンチトーストのメニューもあるのですから、楽しみはつきません。
「ザ・ヌードル・バー」では、出来立ての麺料理を。zoom
「ザ・ヌードル・バー」では、出来立ての麺料理を。
香港を拠点に世界15カ国・49都市へ運行するキャセイパシフィック航空は、各国の乗客による投票で選ばれるワールド・エアライン・アワードで「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を複数回受賞するなど、質の高いサービスで知られる航空会社。

しかも、飲食サービスを担当するのが「ホテルオークラ・グループ」と聞けば、クオリティもホスピタリティの高さも想像できるというもの。利用するときは、たっぷり時間を取って堪能しつくしたいですね。

ただし、あまりに居心地が良くて飛行機に乗り遅れないよう注意しましょう。
バーテンダーによるシグネチャー・カクテルをはじめ、豊富なアルコールメニューも。zoom
バーテンダーによるシグネチャー・カクテルをはじめ、豊富なアルコールメニューも。
羽田を皮切りに2015年以降、キャセイパシフィック航空では各地の空港ラウンジのリニューアルを予定しているのだとか。これからは世界各国のラウンジを訪れることも、旅の楽しみのひとつになりそうです。


●CATHAY PACIFIC
キャセイパシフィック航空
cathaypacific.co.jp
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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