旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2014年11月28日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

グアムでシーフードを堪能するなら、はずせないこの2軒!

魚介と調理法の組み合わせを考えるのが楽しい、「Fisherman's  Cove(フィッシャーマンズ・コーヴ)」。zoom
魚介と調理法の組み合わせを考えるのが楽しい、「Fisherman's Cove(フィッシャーマンズ・コーヴ)」。
今回、10年ぶりに訪れたグアムで感じたのは、「食べ物が格段に美味しくなっている!」ということ。素材がよくなったばかりか、調理法や味付けにも工夫が凝らされ、特にシーフード料理のバリエーションには大満足でした。

その中から、おすすめの2軒をご紹介しましょう。


食材も調理法も、お好み次第
オープンキッチンの様子を眺めながら、食事ができます。zoom
オープンキッチンの様子を眺めながら、食事ができます。
1軒目は、ヒルトン・グアム内にある『Fisherman’s Cove(フィッシャーマンズ・コーヴ)』。アメリカ西海岸のフィッシュマーケットをイメージしているそうで、魚市場を訪れたような雰囲気を味わえます。
ここでは、氷の上にずらりと並んだ魚介のなかから食べたいものを選び、好みの調理法と味付けで仕上げてもらいます。オープンキッチンだから調理の様子が客席から見え、ライブ感も◎。
北米産のフレッシュ・オイスターは、シンプルにレモンを絞って。zoom
北米産のフレッシュ・オイスターは、シンプルにレモンを絞って。
前菜に選んだのは、フレッシュオイスター。2ピースをフレッシュなまま、2ピースは網焼きをリクエストし、ハーブを効かせたソースで味付けをしてもらいました。
地魚のフダイ。白身の上品な味は、日本人好み。zoom
地魚のフダイ。白身の上品な味は、日本人好み。
メインは、グアム近海で捕れたブダイのグリルと、イカの丸焼き(?)を豪快に載せた、グリル・ド・スクイッドのリングイニ。どちらも素材の持ち味をうまく引き出してあり、新鮮な魚介の味を堪能できました。

○Fisherman’s Cove(フィッシャーマンズ・コーヴ)
202 Hilton Rd., Tumon(ヒルトン・グアム・リゾート&スパ内)
1-671-646-1835
18:00~21:30
無休

アミューズメントパークのような店内でシーフードを
深海がコンセプトのレストラン。フロアによって異なる雰囲気を楽しめます。zoom
深海がコンセプトのレストラン。フロアによって異なる雰囲気を楽しめます。
2軒目は、タモン地区のランドマーク、The Plaza(ザ・プラザ)内にある『Sea Grill Restaurant(シー・グリル・レストラン)』。こちらは海底をコンセプトにしていて、天井からはクジラのオブジェが、バーカウンターのなかでは魚が泳ぎ、まるで水族館にいるようです。
ミックス・シーフード・グリルは、よく冷えた白ワインと相性抜群です!zoom
ミックス・シーフード・グリルは、よく冷えた白ワインと相性抜群です!
ミックス・シーフード・グリルは、豪華なロブスターもさることながら、ホタテのプロシェットの美味しさに感動! 表面をこんがりと、中心部をわずかにレアに仕上げた熱の入れ方が素晴らしく、うま味がぎゅっと閉じ込められています。

キッチンガーデンで栽培されたハーブ類が使われているのも、このレストランの特徴です。
近ごろグアムでは地産池消の動きが高まり、島内で栽培される野菜が増えているそう。フレッシュ・シーフードと新鮮野菜のコンビネーションが、これからのグアムの食のキーワードになるかもしれません。

○Sea Grill Restaurant(シー・グリル・レストラン)
1245 Pale San Vitores Rd., Tumon(ザ・プラザ内)
1-671-649-6637
11:00~14:00、18:00~22:00
無休

次回は、地元の人の暮らしぶりが見えるローカルマーケット『デデドの朝市』に出かけます。
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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