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【大阪・関西万博】パンダがお出迎え! 中国館で『AIR CHINA DAY(エアチャイナデー)』開催
旅の扉
【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
2025年9月2日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子
【大阪・関西万博】パンダがお出迎え! 中国館で『AIR CHINA DAY(エアチャイナデー)』開催
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「中国館」入口ではパンダがお出迎え。会場内にはAIR CHINAの歴代マスコットが展示され、ショップではパンダグッズの販売も。
161の国と地域のパビリオンが出展し、絶賛開催中の「大阪・関西万博2025」。
その中国館で8月17日、AIR CHINA(中国国際航空)主催の『AIR CHINA DAY』が開催されました。昨年、日中就航50周年を迎えたAIR CHINAは、中国唯一のフラッグキャリア。半世紀の長きにわたり、日中両国の架け橋として活躍しています。
中国館は万博のパビリオンのなかでも人気が高い施設のひとつ。文字が書かれた竹でぐるりと囲まれた建物は、古代書物の竹簡(ちっかん)をモチーフにしたものだそうです。この日も多くの人が入場待ちをするなか、入り口で出迎えてくれたのは大きなパンダのぬいぐるみ。そう!パンダはAIR CHINAのマスコットでもあるのです。
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巨大な板にさまざまな書体の漢字がみっしりと書きこまれたパビリオンのファザードから、中国四千年の歴史の重みが伝わってきます。
“心を込めて寄り添い、愛とともに歩む”をテーマに開催されたイベントは、日本でも大人気を博した「女子十二楽坊」初代メンバー・霍暁君(ホァ・シャオジュン)さんの二胡の演奏からスタート。式典では、中国国際航空グループ副総裁・阎非(えん ひ)氏の主催者代表挨拶に続き、中国館館長・章書靖(しょうしょせい)氏のスピーチ、来賓祝辞は中華人民共和国 駐大阪総領事館 代理総領・方 煒(ほう い)氏といったそうそうたる顔ぶれ。なかでもひときわ注目を浴びていたのが、ミャクミャクの被り物で登場した大阪観光局理事長の溝畑宏氏。大阪愛、万博愛、中国愛あふれるスピーチで会場を湧かせてくれました。
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中国国際航空グループ副総裁による主催者代表挨拶に続き、来賓祝辞、AIR CHINAまつわる感動的なエピソードが披露されました。
AIR CHINAの歩みを紹介するプレゼンテーションに続き語られたのが、「私と中国国際航空のストーリー」。中国人の父と日本人の母をもつ客室乗務員の増田さん、羽田空港の旅客業務担当スタッフの新谷さん、そして中国出身で日本で事業を展開している孙 涛(そん とう)さんは、年に何10回もフライトを利用し、AIR CHINAのマイレージクラブであるフェニックスマイルのプラチナ会員とのこと。
増田さんは自身の出自を活かし、両国の架け橋になるような仕事をしたいとAIR CHINAを選んだのだそう。日本人らしい細やかさと中国人らしい礼節を合わせ、お客様に寄り添ったおもてなしをしたいと語りました。いっぽう新谷さんは、お客様との印象的な出来事について紹介し、仕事のやりがいと今後の展望について話してくれました。
コロナ禍で中国との行き来が制限されていた当時、互いに困難な状況をクルーの方たちと励まし合ったときの思い出を語ったのが、孙さん。1900年代から同社のフライトを利用し、自身のビジネスの成長とともにAIR CHINAの歩みを見てきた孙さんの語りからは、同社に寄せる深い信頼とスタッフに対する親近感が伝わってきました。
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イベントのクライマックスは、AIR CHINAのさらなる発展を願い、舞踏家・書道家の中西舞さんが『鳳凰 夢を追う』を披露。
「グローバルリーディングエアライン」のビジョンを掲げるAIR CHINAは現在、羽田・成田・大阪・福岡など日本の8都市9空港に就航中。中国各地へはもちろん、北京や上海で乗り継いでヨーロッパやオセアニアへのアクセスとしても便利なエアラインです。「スターアライアンス」のメンバーで、グループエアラインには、深圳航空、、山東航空、マカオ航空があります。多国籍なクルーも特徴で、それぞれのお国柄を表す心のこもったサービスを提供するのが信条なのだそう。
最近、ヨーロッパ方面へは中東のドバイやドーハ、イスタンブールなどで乗り継ぐことが多かったのですが、このイベントに参加し中国にワンストップしてショートトリップを楽しむ旅にも興味が湧いてきました。
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関西万博の象徴、大屋根リングは「最大の木造建築」としてギネスに認定。屋上のスカイウォークは全周約2km。会場内をぐるりと眺めながら1周できます。
AIR CHINAは毎年秋に、ビジネスクラスのミール試食&キャビンクルーとトークイベントに加え、フライトシュミレーターの貸し切り体験などができる『エアチャイナ フェスタ』を開催しています。2025年は、11月15日(土)に羽田空港での開催が決定。AIR CHINAのサービスをリアルに体験できるチャンス。参加にはいくつか条件がありますが、チェックしてみてはいかがでしょうか。
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会場を訪れたら、ミャクミャクとの記念撮影もぜひ!
「大阪・関西万博」は、10月13日(日)まで開催中。イベント当日は酷暑でしたが会場内は海に近いこともあり、風が吹き抜けて思ったより暑さを感じませんでした。人気のパビリオンは予約が必要なものの、予約なしで入れる施設もあり、会場内をぶらぶらするだけでも楽しめます。また、レストランやカフェ、キッチンカーや、無料で休憩できるスポットにも不自由しませんでした。
残すところ会期が1カ月半となった関西万博。会場を訪れたら、ぜひ中国館に立ち寄ってみてください。
協力/AIR CHINA(中国国際航空)
https://www.airchina.jp/