Paris のSaint Eustache Churchの角にあるブラッセリーCentral Park
夏の露、まだ冷んやり涼しい朝、始発電車に乗ってパリに来ました。
ここが目的地ではなく、また違う国へ向かうのですが電車が遅れ、パリのようなニューヨークのようなCentral Parkというブラッセリーでひと休み。女の人のお洋服がそれぞれカラフルで可愛い。パソコンを開きながら、出張で久々に会った元同僚の「Alien vs Cactus」の話を思い出し笑いです。起業を考えているA君と安定志向B君、3人で食事をしていて、自分はいちから何かを創造すようなクリエイティブさはないから、たとえばそうだな、宇宙人とサボテンとかってテーマを与えてくれる環境の方がいいんだ、というB君。私たちは元々みんな日本企業で働いていて、彼らは外国人だからみんな起業家精神なのかなと思っていたら、始業時間が決まっているとか、日系ならではの謎のきっちりルールが多いけど、お尻を叩いてくれる人がいた方がいいというB君の話を聞いて、3人とも違うのに全くストレスのない会話が絶妙でした。パリのセントラルパークで思い描く宇宙人とサボテンのストーリー。最近の、これは書いておかなければと思ったことを綴るカフェ時間です。
50セントで買ったHaviland Limogesの 12 Days of Christmasコレクション
大人の楽しみToraya Paris
結婚を機に大人になったような、こうなりたい生活に到達した気がしていましたが、何だか少しづつ後戻りしてスローダウンしている最近の楽しみについて書いておきます。田舎で運転が多いので、ラジオを聴くようになりました。何をきっかけに見つけたのか、週末の楽しみは、安住アナウンサーのラジオ日曜天国を聴きご機嫌になっています。大笑いのエピソードには声を出して笑い、土曜日はマルシェに行き、花に水をやり、Vide Grenierと呼ばれるフリマで可愛い古いお皿などを見つける新しい日常。お昼の12時から14時までお店が閉まったり、日曜はスーパーも閉まっていたり、キーっとなる不便さと闘いながら乗り切っています。フランスに来て1年半、大人の楽しみは、出張でパリを通る時、お菓子屋さんの虎屋に寄ることです。乗り換え駅からちょっと遠いのですが、お店の中にはカフェが併設されていて、冬は善哉があり夏は宇治金時がある、お昼時を外せば静かで美しいサロンは最高の贅沢です。毎日カフェで過ごすこととは違い、月に一回あるかないかだからこその至福のToraya Paris。穂村弘さんの『本当はちがうんだ日記』を読んでるのですが、今はまだ人生のリハーサルだと思って、本当のというか理想の自分はなんか違うんだと思う日々の感覚。ネイルサロンに行ったり、靴を買ったり、もうほんとに、努力をしてもまだまだ理想の自分には程遠いけれど、いつか到達できる気もしないのだけど、パリの虎屋さんにいる時間は、好きな自分になったような素敵な気持ちになれるのでした。さて、すでにパリから帰っている私は、膝で寝ているのネコの背中にパソコンを置いてコラムをまとめています。彼が明日の朝食のカフェボウルを机に並べていて、色んな味のジャムがあって、明日も何だか楽しみになってきたところです。