旅の扉

  • 【連載コラム】舞台とハワイと時々ニューヨーク
  • 2023年4月28日更新
アート&トラベルライター:青山ルビー

【ハワイ】活気が戻ったワイキキ 新ショップ・新製品も

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ゴールデンウィークも近づいた4月下旬、すっかり活気が戻ったワイキキのカラカウアアベニューを歩いてみました。ショップの皆さんの声とともに、現在の状況をお届けしたいと思います。

多くの観光客でにぎわうメインストリート、カラカウアアベニュー。GW前ということもあり日本人観光客の姿はまばらながら、アメリカ本土からのとみられるファミリー層やインド、中東など各地から訪れているとおぼしきカップルなど、国際色豊かな顔ぶれがうかがえます。

カピオラニ公園側からスタート
まずはダイヤモンドヘッドを望むカピオラニ公園あたりから。3階に位置するプール(宿泊ゲストONLY)やレストラン「Deck(デック)、一般アクセスもちろんOK」から目の前に広がるダイヤモンドヘッドビューが楽しめることで人気の、クイーンカピオラニホテル。
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ここの1階には地元ハワイを拠点にするアーティストの作品など、ハワイの自然や生き物たちをモチーフにした作品を多く置いているギャラリー「Greenroom」があります。日曜日も含め、毎日営業中です。

店員さんによると、ヘザー・ブラウン(Heather Brown)の絵やグッズはあいかわらずの人気とのこと。ダイヤモンドヘッド柄のトートバックは長年のベストセラーだそう。お店に大きくフィーチャーされていたのは、日本出身のアーティスト、クリス・ゴトー(Kris Goto)さんのコミカルでキュートなテイストの絵やMAP。マップ?と思い近くで見てみると、「Mogu Mogu WAIKIKI」とあり、どうやらご飯屋さんマップらしいです。とってもかわいいので手にとると1個30ドル。紙のマップにしてはお高めですよね?と店員さんに聞くと、「そうだよね。でも、作るのにけっこうコストかかったらしいよ」というカジュアルなお返事。絵として額に入れてもいいしね、とMAPにも書いてある。それならば仕方ない、ということで、スパム握りに乗った女子がかわいい「SPAM GIRL」と、腰にパイナップルをぶら下げながらココナッツの収穫に挑む「COCONUT GIRL」とあわせて、爆買いしてしまいました。すっかりファンです。今回は時間切れでMogu Moguマップは活用できていないけれど、次回、クリスさんおすすめのお店をめぐってみたいです。

Deck / 3F
deckwaikiki.com
Greenroom / 1F
https://greenroomgallery.com/
Queen Kapiolani Hotel
150 Kapahulu Ave., Honolulu, HI 96815
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絶景の日陰スポットでコーヒーとアサイーボウル

カピオラニ公園をあとにしてワイキキ中心部に向かうと、2022年夏オープンの絶景コーヒースポットに出会います。KAI COFFEEがビーチ沿いの日陰スポット「QUEENS' ARBOR」に出しているQUEEN'S ARBOR by KAI COFFEEです。この場所は女王由来の休憩場所で、特別な許可を取ってお店を出す仕組みのようです。いまは朝7時20分からオープンしており(7時という記載もあり、店員さん曰く7時20分開店)、ワイキキビーチを目の前にしながら美味しいコーヒーやアサイーボウル、クロワッサンなどをいただくことができます。

絶妙な食べきりサイズのアサイーボウルが美味しくて、3日連続で通ってしまいました。大人気なようで毎日行列でしたが、意外とテイクアウトのお客様も多く、席はありました。午後1時までの時間限定で夕方にはやっていないので、夕日を見ながらコーヒーを飲むなら、通りを挟んで向かい側にあるアロヒラニリゾート1階のKAI COFFEEの店舗がおすすめです。

Kai Coffee Hawaii at Alohilani Queens Arbor
2490 Kalakaua Ave, Beachside
Honolulu, HI 96815
https://kaicoffeehawaii.com/
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老舗ホテルやショッピングセンターにも賑わい

コーヒー休憩のあと、そのままワイキキの中心部に向かって歩くと、記念撮影スポットにもなっている、サーファーでハワイの英雄
デューク・カハナモク像の前に出ます。コロナ前と同じく、各国からの観光客の皆さんでにぎわいを見せます。ワイキキトロリーなどが停まるバス停も前と同じ。JCBのクレジットカードを提示すれば無料になるシステムも変わらず。ドライバーさんにカードを見せて「まだ無料で乗られる?」と聞いたら、オフコース!という明るいお言葉。ショッピングにも歩き疲れた時の観光にも強い味方になるPINK LINE、健在でした。(ちなみに、PINK LINEのみの一日乗車券は5ドルと書いてありました。)

そのまま歩いてモアナサーフライダー ウェスティン リゾート&スパの前に出ると、コロナ前にはなかったお店が。ロン・ハーマンです。今年
2月にハワイに上陸したそうで、店員さんによると、ずっと準備してきて、2月にやっとオープンしたところだそう。ハワイ限定商品もあり、海をイメージさせるラグなど、おしゃれな商品がずらり。見ているだけでもかなり楽しいです。日本人の店員さんもいて、今はまだ米国本土からのお客さまが多いけれど、ゴールデンンウィークに日本のお客様をお迎えするのが楽しみ、とのことでした。

モアナサーフライダーやアウトリガーワイキキの向いにあるインターナショナルマーケットプレイスも多くの観光客でにぎわっていました。入口から進んで右側にはヴァーチャルリアリティでのライド等を楽しむことができる新店舗がオープンしていました。
10分で2ライド、一人30ドルくらいで楽しめます。ジェットコースターライドや恐竜に追われるジュラシック系、入り江をパイロット気分でフライトするものなど、バリエーションも豊富で、雨の日などに良いかも。2階には日本の食材やお弁当などを置く、日本人観光客や長期滞在者の強い味方、スーパーのMITSUWAも変わらず営業中です。

Ron Herman Waikiki
Moana Surfrider Hotel, A Westin Resort & Spa, Waikiki Beach
2365 Kalakaua Ave. Tower Wing Shop #1 Honolulu, HI 96815

https://www.ronherman.com/

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定番のお土産も健在 新ラインナップも

途中でホノルル・クッキー・カンパニーの店舗をいくつか覗きながら、カラカウア通りをさらに西に進んでロイヤルハワイアンセンターへ。

ハワイ土産の定番の筆頭ともいえるホノルル・クッキー・カンパニーは、今年で
25周年を迎えるそうで、記念のコラボや限定商品を送り出しています。いま店頭にでているのは、お花をあしらったジャナ・ラム・フローラル・コレクションと新コンフェッティ・クッキー・フレーバー。見た目も可愛らしく、お土産として人気が出そうです。好きなクッキー6個をつめあわせで入れられる25周年ロゴ入りのミニ巾着も可愛いです。

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ロイヤルハワイアンセンターの最西端に位置するラナイ・トランジットはハワイ諸島のシルエットを配したバッグやお財布など、革・ナイロン製のバッグで知られています。コロナ期間も、ショッピングセンター全体が閉鎖になった期間以外は、ずっと継続してお店を開けてきたそうです。いまはアメリカのお客さまにアースカラー系のバックパックなどが人気で、最近は初のコットン生地バッグを出したそう。軽くて使いやすいです。そして、夏に向けて絶賛、新商品を制作中とのことで、楽しみです。

Lanai TRANSIT|HAWAII &AQUABLU|HAWAII
A-113- (A Building, 1F) -Royal Hawaiian Center
2201 Kalakaua Avenue. Honolulu, Hawaii
https://lanai-transit.com/

カラカウアの先にある
Tシャツの老舗88teesにも動きが。KuhioKaioluStの角に新しいショップ「ILA SWIM 88TEES」がつい先日オープンしました。緑に囲まれた外観が素敵です。

以上、すっかり活気が戻ったワイキキのカラカウア大通りを東から西に向けて歩いたレポートでした。ざっくりした報告でしたが、元気になったハワイの今が少しでも伝われば嬉しいです。

*店舗情報などは全て
2023422日時点のものです。

追記:アートギャラリー「Greenroom」は2023年7月にノースショアに移転しました。
新住所はこちら

66-145 Kamehameha Highway, #3-7
Haleiwa, HI 96712

アート&トラベルライター:青山ルビー
ミュージカルやバレエなど、舞台に魅せられて約20年。ロンドン、ニューヨーク、東京で足しげく劇場に通う。「オペラ座の怪人」は25回以上、「レ・ミゼラブル」は15回以上、「RENT」は10回以上鑑賞。新作巡りやキャストにもこだわりが。また、ハワイの大自然と文化をこよなく愛し、ハワイ渡航歴25回以上。ハワイ州観光局公式ハワイスペシャリスト上級(ハープウ)。温泉ソムリエ協会認定温泉マスターソムリエ。
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