アジア初のヴィジュアル・カルチャー美術館「M+」が竣工 ~2021年末に香港で開館予定~
期間:指定なし
[香港政府観光局]2021年03月19日公開

エリア:アジア  > 香港 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 新規オープン・改装 , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

アジア初のヴィジュアル・カルチャー美術館「M+」の建物がついに竣工し、2021年末に開館することが発表されました。

香港の西九龍文化区、ビクトリア・ハーバーのウォーターフロントに位置する「M+」は、20世紀から21世紀にかけてのヴィジュアル・アート、デザイン、建築、映像、香港のヴィジュアル・カルチャーの収集・展示を目的としたアジア初の現代ヴィジュアル・カルチャー美術館です。世界的に有名な建築家ユニットであるヘルツォーク&ド・ムーロンのグローバルチームが、TFPファレルズとアラップの協力を得て設計したこの建物は、世界有数の文化施設としての地位を確立することを目指しています。

香港にはガラス張りの建物は多くありますが、「M+」はファサードにセラミックを使用しています。ダークグリーンのセラミックは、光や天候の状態を様々な色合いで反映します。また、建物の南側には、巨大なLEDのディスプレイスクリーンが設置され、このスクリーンはM+のプログラムを視覚的にも強調するだけでなく、ビクトリア・ハーバーと香港島に面した都市景観と美術館のつながりも強調するものになっています。

6万5000平米の建物には、1万7000平米におよぶ33の展示室に加え、3つの劇場、メディアテーク、ラーニングハブ、リサーチセンター、ミュージアムショップ、レストラン、ティー&コーヒーバー、メンバーズラウンジ、オフィススペース、そしてビクトリア・ハーバーの壮大な景色を見渡せるルーフガーデンが備えられています。建物内のベンチ、レセプションデスク、チケットカウンターなどは、香港らしく竹を使用しています。

「M+」の総作品数は7,978点で、そのうちの約20%が香港のアーティストによる作品です。また、M+コレクションアーカイブズは約46,750点にのぼっており、約28%が香港のアーティストによる作品となっています。(※2020年9月30日時点)

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