舞台芸術劇場「戯曲センター」が、香港西九龍文化地区に1月20日オープン 広東オペラなどの中国伝統劇「戯曲」の促進・発展を担う
期間:2019年1月20日から
[香港政府観光局]2019年01月24日公開

エリア:アジア  > 香港  > 指定なし / ジャンル:新規オープン・改装 , 観光情報・観光局・現地便り , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

香港の西九龍文化地区管理局(West Kowloon Cultural District Authority:WKCDA)は、西九龍文化地区初のランドマークとなる舞台芸術劇場「戯曲センター」(Xiqu Centre)が2019年1月20日(日)にオープンしたことを発表しました。戯曲センターは、尖沙咀(チムサアチョイ)の広東ロードとオースティンロード・ウェストの交差点という非常にアクセスのよい立地にあり、広東オペラやその他のジャンルの中国伝統劇「戯曲」の促進・発展を図る世界クラスの施設として設計されました。

戯曲センターの建物は、中国の伝統的なランタンから発想を得て、進化を続ける芸術形態のあり方を象徴するような、伝統と現代の要素を融合した設計となっています。舞台の幕が開いたようなデザインの正面入り口を通り抜けると、さまざまな公演や展示が行われる、一段高くなったポディウムやスペースが設けられた活気のあるアトリウムに直接通じています。建物は8階建てで、大劇場、茶館劇場、セミナーホール、リハーサル室(8室)や各種の小売店、飲食店、レジャー施設などもあります。

オープニングでは、セレモニーに続いて、広東オペラ界の偉大なスター白雪仙(Dr Pak Suet-sin)が舞台監督を務める、広東オペラの古典「再世紅梅記」を公演します。その後、旧正月期間中には、香港広東オペラ商会(Hong Kong Cantonese Opera Chamber of Commerce)主催の「好戲連場賀新歳」(Spring Festival Showcase)から、3月に行われる著名な実力派アーティストらによる名場面を抜粋した演目まで、劇場オープンの盛り上がりは約3ヶ月間続きます。

また、茶館劇場では、広東オペラの巨匠である羅家英(Law Ka-ying)が舞台監督を手掛ける「粵.樂.茶韻」(Cantonese Opera and Tea)を伝統的なお茶や点心を楽しみながら鑑賞することができ、中国の古典演劇になじみのない方にも、気軽に戯曲芸術に触れていただけます。

さらに、戯曲の公演や象徴的な戯曲映画の上映の他にも、60分のガイド付きツアーも行っており、実際に施設を見てまわりながら、建築・設計上の特徴や戯曲芸術の豊かな歴史について学ぶこともできます。

詳細はウェブサイトをご参照ください:https://www.westkowloon.hk

【お問い合わせ】

【日本での問い合わせ先】

  • 香港政府観光局
risvel facebook