旅の扉

  • 【連載コラム】地球に優しい旅しよう!
  • 2021年4月10日更新
自然と動物好きなトラベルジャーナリストの旅コラム
travel journalist:平野 美紀

森林火災から復興へ。野生動物の楽園、カンガルー島

火災現場から救助されたコアラ。カンガルー島では森林火災で多くのコアラが犠牲に…zoom
火災現場から救助されたコアラ。カンガルー島では森林火災で多くのコアラが犠牲に…
1年前、オーストラリア各地を襲った大規模森林火災。なかでも、南オーストラリア州カンガルー島は、壊滅的な被害を受けた場所のひとつです。

島面積の約半分が被災し、何万という野生のコアラが犠牲になりました…
焼けてしまった森は東京都とほぼ同じ面積という、とてつもない被害です。

2021年3月に再訪してみると・・・島は、着実に復興し始めていました!

悪夢のような火災から1年、復興へと歩む「カンガルー島」をご案内します。
カンガルー島キングスコートのホテルから見えた朝焼けzoom
カンガルー島キングスコートのホテルから見えた朝焼け

カンガルー島を襲った1年前の森林火災について

1年前の森林火災で、カンガルー島はどの程度の被害だったのだろう?と、気になっている方も多いのではないかと思います。

被害状況の詳細については、1年前に島を訪れた直後に書いたコラム「カンガルー島は元気です!Part 2 ~森林火災の実際の被害状況とコアラの現状と未来」で、また、昨年(被災時)と今年3月に再訪した際の現在を比較したレポートを、以下の2つのコラムにまとめていますので、興味のある方は、ぜひ、ご一読ください。

【前編】森林火災で被災したコアラを再び森へ。
【後編】野生動物の楽園は、今も楽園だった。
カンガルー島へはアデレードから飛行機またはフェリーで。島の空港に一番近い町キングスコートzoom
カンガルー島へはアデレードから飛行機またはフェリーで。島の空港に一番近い町キングスコート

島の夜明けは、相変わらず美しかった

昨年、島を訪れた時は、火災がまだ完全に鎮火していなかったこともあり、フェリーで島へ渡りましたが、今回は飛行機で島へ向かいました。

カンガルー島へは、アデレードから車かバスでケープ・ジャービスまで行き、そこから島の東岸の町ペネショウへ入る方法と、アデレード空港から飛行機で島のキングスコート空港へ入る2通りの方法があります。※フェリーを利用する場合は、バスとフェリ―がセットになったパッケージの利用が便利です。詳細は、フェリー会社の「シー・リンク」で。

今回は、飛行機で島へ入ったこともあり、空港から一番近い町キングスコートに宿泊しました。

宿泊したのは、キングスコートの海沿いに立つ「オーロラ オゾン・ホテル」。

グランド・フロア(1階)の海に面したお部屋だったため、部屋のテラスからは海が一望でき、最高の眺めが楽しめました!

翌朝、日の出の少し前に起床し、海辺を散歩。

カンガルー島の朝の風景は、以前と変わらず、幻想的で美しく、朝日を浴びてきらきらと光る海面を漂う黒鳥たちが、静かに打ち寄せる波に揺られながら、朝食の真っ最中でした。

【DATA】オーロラ オゾン・ホテル Aurora Ozone Hotel
67 Chapman Terrace, Kingscote SA 5223
Phone: +61 8 8553 2011
キングスコートの海が一望できるホテル「オーロラ・オゾン」のシー・ビュー・ルームzoom
キングスコートの海が一望できるホテル「オーロラ・オゾン」のシー・ビュー・ルーム

キングスコートの中心部にある老舗パブでディナー

宿泊したオーロラ オゾン・ホテルにもレストランがあり、評判がよいのですが、今回は、ホテルのすぐ裏にある「クイーンズクリフ・ファミリー・ホテル」でディナー。

ここは、「ホテル」と名がついていますが、昔から町の憩いの場として住民から親しまれてきた老舗のパブです。ランチをたくさん食べ過ぎたため、予約時間を8時に変更してもらって伺ったのですが、店内は満席!

こういう昔ながらのパブでは、やはり、ハンバーガー、ステーキ、フィッシュ&チップスなどの定番のパブ・メニューがおすすめです。

カンガルー島は、周囲の海で獲れる新鮮なシーフードが抜群においしいので、私はフィッシュ&チップスをチョイス。ビア・バタードと呼ばれるビールを使った衣がさくさくで、中身の白身魚はとてもジューシー。大満足のおいしさでした!

【DATA】クイーンズクリフ・ファミリー・ホテル Queenscliffe Family Hotel
57 Dauncey St, Kingscote SA 5223

Phone: +61 8 85532254

キングスコートの海辺には黒鳥の姿も!「クイーンズクリフ・ファミリー・ホテル」は昔ならの庶民的なパブzoom
キングスコートの海辺には黒鳥の姿も!「クイーンズクリフ・ファミリー・ホテル」は昔ならの庶民的なパブ

島を巡るのは4WDツアーで

カンガルー島は、東京都の約2倍の広さがあり、車での移動が必須となります。自分でレンタカーを借りて運転することもできますが、今回は、ラフ・ロードもがんがん走れる4WDで島内を案内してくれる「カンガルー・アイランド・オデッセイ」さんに、お世話になりました。

お決まりのツアーもありますが、貸し切りでカスタマイズすることも可能です。島をよく知るガイドさんが案内してくれますので、安心・安全かつとても勉強になります。

また、ランチは、野菜たっぷりのサラダとチキン、ビーフなどの日替わりのメインに、フルーツや島で生産されているワイン付き。2日目のランチ・タイムは、カンガルー・アイランド・オデッセイ社が所有するプライベートな場所だったのですが、周囲を大自然に囲まれた隠れ家のような雰囲気で、最高でした!

私たちは、大きなトカゲの一種でカンガルー島の固有種でもあるローゼンバーグ・ゴアナ(ローゼンバーグ・モニター)を見つけましたが、コアラやハリモグラもいるそうです。ランチ・タイムに野生動物探しもできるなんて、一石二鳥の贅沢な時間ですね。

【DATA】カンガルー・アイランド・オデッセイ Kangaroo Island Odysseys
PO Box 472, Kingscote, South Australia 5223
Phone: +61 8 8553 0386
Fax: +61 8 8553 0387
「カンガルー・アイランド・オデッセイ」のツアーではランチも楽しみのひとつ。自社所有地には大きなトカゲ「ゴアナ」の姿も!zoom
「カンガルー・アイランド・オデッセイ」のツアーではランチも楽しみのひとつ。自社所有地には大きなトカゲ「ゴアナ」の姿も!
森林火災では大きなダメージを負ったカンガルー島ですが、島は今、島民たちが一丸となって復興の道を歩んでいました。焼野原だった国立公園や保護区にも緑が回復しつつあり、以前のように美しい風景が戻ってきています。

自由な行き来が戻ったら、ぜひ、森林火災から復興したカンガルー島へ!雄大な自然とかわいい野生動物たち、そして島ならではのおいしい食事が待っています♪

次回は、カンガルー島の見どころをご紹介します!

Special thanks to:Tourism Australia, South Australian Tourism Commission
travel journalist:平野 美紀
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。
トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆やラジオ出演などの傍ら、
旅行情報サイトも運営。目下の関心事は、野生動物とエコ。
個人ブログ:http://tabimag.com/blog/
海外旅行情報サイト「@-Waveたびまぐ」:http://www.tabimag.com/
オーストラリア旅行情報サイト「オーストラリアNOW!」:http://australia-now.info/
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