旅の扉
- 【連載コラム】地球に優しい旅しよう!
- 2021年6月16日更新
- 自然と動物好きなトラベルジャーナリストの旅コラム
travel journalist:平野 美紀
“オーストラリアのガラパゴス” 、カンガルー島の主な見どころ
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- 野生のアシカの群れが間近で見られる「シール・ベイ自然保護公園」
“オーストラリアのガラパゴス島 Australia's Galapagos Island” とも呼ばれる野生動物の楽園、南オーストラリア州カンガルー島。
オーストラリアで三番目に大きな島で、その面積は、東京都の約2倍ととても広い!
そこで、ここだけは絶対に外せない!という、カンガルー島のおすすめスポットをご紹介します。
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- 大自然が造ったアート「奇岩 リマーカブル・ロックス」
カンガルー島のシンボル、大自然が造ったアート「奇岩リマーカブル・ロックス」
島の南西部を占める「フリンダース・チェイス国立公園」内にある「リマーカブル・ロックス」。
約5億年の歳月をかけて自然が造り上げた奇岩群です。その優美な姿は、まるで、大自然のなかに造られたアート作品のよう!
青い海を望む赤い巨岩が印象的なこの場所は、周囲を囲む国立公園の豊かな自然と共に、カンガルー島最大の見どころといえます。
フリンダース・チェイス国立公園は、前回のコラムでご紹介したように2019-2020年の森林火災で壊滅的な被害を受けましたが、現在は回復しつつあり、野生の動物たちの姿も戻ってきています。
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- リマーカブル・ロックスやアドミラルズ・アーチなど、見どころが詰まった「フリンダース・チェイス国立公園」
もうひとつの自然のアート「アドミラルズ・アーチ」
フリンダース・チェイス国立公園内の「リマーカブル・ロックス」よりさらに奥、カンガルー島の最西端に位置する場所に「アドミラルズ・アーチ」という、自然の洞穴があります。
ここは、何千年にも及ぶ風化と海から押し寄せる波の侵食によって形作られた自然のアーチ。リマーカブル・ロックスと並ぶ、カンガルー島のもう一つのシンボルともいえる場所です。
アドミラルズ・アーチへと至るまでのボード・ウォーク(木道)は、冷たい南極からの波によって形成された断崖絶壁に作られ、南極へと続く大海原にせり出すような絶景が見られます。
また、このボード・ウォークからは、野生の「ロング・ノーズド・ファー・シール」という野生オットセイの群れが観察できるので、お見逃しなく!
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- 何千年もかけて造られた自然のアーチ「アドミラルズ・アーチ」
野生のアシカの群れが間近で見られる「シール・ベイ自然保護公園」
オーストラリアで唯一、野生のオーストラリアン・シーライオン(オーストラリア・アシカ)が、間近に見られる場所です。
アシカ保護の観点から、浜辺まで降りて間近で観察するには、国立公園レンジャー同行のガイド・ツアーに参加する必要がありますが、ツアーに参加しなくても浜辺の上に造られたボード・ウォーク(木道)から観察することもできます。
ですが、ここまで来たら、ぜひともツアーに参加して、アシカを間近で観察してみたいところ。
青く美しい海と白い砂浜のコントラストも美しく、のんびりと寝そべるアシカたちに癒されるひとときになることウケあい!このページのトップ画像のような光景に出会えますよ♪
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- 独特な色をしたターコイズ・ブルーの美しい海が織りなす絶景ポイント「ビボンヌ・ベイ」
独特の海の色が美しい「ビボンヌ・ベイ」
島の南部に位置する「ビボンヌ・ベイ」は、なんともいえない独特な色をしたターコイズ・ブルーの美しい海に緑が映える手つかず自然が美しい場所。
「オーストラリアのベスト・ビーチ」に選ばれたこともある、6 km に渡るUシェイプの海岸線が描く弧と独特な色をした海のコントラストは、まさに絶景! ぜひ、お弁当を持って、ピクニック・ランチに出かけてみたいところです。
ここは、2019-2020年の森林火災で火の手が回り、陸地の森林が被災しましたが、美しい海の色は、もちろん健在。森林も今はだいぶ回復してきていますので、以前のような風景を取り戻しつつあります。
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- たくさんの野生動物に出会えるのがカンガルー島最大の魅力!
・・・と駆け足でカンガルー島の見どころ4ヶ所をご紹介してきましたが、島の至るところに、思わず足を止めてしまうほどの絶景ポイントが点在していますので、ぜひ、ゆっくりと時間をかけて島内巡りをしてみてください!
カンガルー島での宿泊や食事についての情報はこちらのコラムで。
Special thanks to:Tourism Australia, South Australian Tourism Commission